浜松市、IoT技術を活用した子ども見守り実証実験を開始
浜松市教育委員会と中部テレコミュニケーションは、浜松市立三方原小学校でIoT技術を活用した子ども見守りに関する実証実験を9月1日に開始した。見守り端末を持つ子どもの位置情報履歴を保護者がスマートフォンやパソコンで把握することができる。
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IoT技術を活用した子ども見守りに関する実証実験は、中部テレコミュニケーションが主体となり、ottaのIoT技術を活用した見守りサービスの有効性を検証する。
見守りサービスでは、ビーコン(電波発信機)を搭載した専用の見守り端末を持つ子どもの位置情報履歴を、保護者などがスマートフォンやパソコンで把握することができる。また、見守り端末を持つ子どもが、あらかじめ登録した場所を通過した際、位置情報をメールで知らせる。
見守り端末は、GPS端末と比べて低コストかつ電池寿命が長いため、頻繁に充電する必要がない。重さは約10グラム、寸法は約86×18ミリで、ランドセルなどに付けても邪魔にならない。
ビーコンの電波を受信する基地局(電波受信機)は、電源コンセントにさすだけで設置できるため、見守りサービスの基盤となるシステムを速やかに構築できる。実証実験では、小学校だけでなく、通学路上や子どもがよく集まる施設などに基地局を設置している。
また、固定の基地局のほか、地域の住民が専用の見守りアプリ(無料)をスマートフォンにインストールすることで、ビーコンの電波を受信する「動く基地局」として見守り活動に参加することができる。
実証実験の期間は、9月1日より2018年1月31日までを予定している。
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