クラシックの祭典「東京・春・音楽祭2018」親子で楽しく春を待とう

 桜咲く春の上野を舞台にしたクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018-」が、2018年3月16日から4月15日まで開催される。国内外の一流アーティストによるコンサートのほか、毎年人気の子ども向けプログラム「東京春祭 for Kids」などが行われる。

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2017年開催 Conduct Usのようす (c)東京・春・音楽祭実行委員会/青柳 聡
2017年開催 Conduct Usのようす (c)東京・春・音楽祭実行委員会/青柳 聡 全 9 枚 拡大写真
 桜咲く春の上野を舞台にした国内最大級のクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018-」が、2018年3月16日から4月15日まで開催される。国内外の一流アーティストによるコンサートのほか、毎年人気の子ども向けプログラム「東京春祭 for Kids」などが行われる。

 東京・春・音楽祭」は、前身となる「東京のオペラの森」が開催された2005年から毎年春の上野を舞台に開催されている国内最大級のクラシックの祭典。桜が訪れてから散っていくまでの期間をクラシック音楽で彩りたいとの思いから、毎年3月から4月にかけて開催されている。14回目を迎える今回も、文化・芸術の集まる上野公園の東京文化会館、各美術館・博物館などの各施設を会場に、国内外の一流アーティストによるオペラやオーケストラ、室内楽など幅広いコンサートが披露される。

 ワーグナーのオペラを毎年1作品ずつ演奏会形式で上演する「東京春祭ワーグナー・シリーズ」は、今回ドイツから指揮者ウルフ・シルマーを招き、ワーグナー作品の中でももっとも人気が高いとされるドラマティック・オペラ「ローエングリン」を上演。NHK交響楽団と豪華な歌手陣、東京オペラシンガーズによる合唱と、聴きどころ満載の舞台が繰り広げられる。

 そのほか大編成のオーケストラと合唱でおくる「合唱の芸術シリーズ」や、独自の視点から上演するシリーズ・コンサート、コンサートホールとは異なった魅力を醸す美術館・博物館での「ミュージアム・コンサート」、街を音楽で彩る無料のミニ・コンサート「桜の街の音楽会」、誰でも指揮者になってオーケストラの指揮ができる体験型イベント「Conduct Us」など、約150を超える演奏会やイベントが行われる。

 また、2018年も3歳から楽しめる子ども向けのプログラム「東京春祭 for Kids 音楽物語《ぞうのババール》~こどものころのおはなし」を開催。フランスの作曲家プーランクが絵本作家ブリュノフの絵本に音楽を付けたピアノとおはなしによる作品を、今回は語り別所哲也、ピアノ三浦友理枝が届ける。さらに、2017年に行われた音楽ワークショップや子どものための公開リハーサルも開催を予定している。子ども向けプログラムは今後、2018年1月ごろに詳細を発表予定。

 「東京春祭ワーグナー・シリーズ」はほかの公演に先駆け11月5日よりチケットの先行発売を開始。その後順次先行発売する予定だ。イベントWebサイトでは、各プログラムの紹介や会場案内、チケットの申込方法などを紹介している。

◆東京・春・音楽祭-東京のオペラの森 2018-
期間:2018年3月16日(金)~4月15日(日)
会場:東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、上野学園 石橋メモリアルホール、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館、東京キネマ倶楽部など

《畑山望》

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