野口宇宙飛行士3度目の宇宙へ、打上げは2019年終わり頃予定

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年11月7日、野口聡一宇宙飛行士がISS第62次/第63次長期滞在搭乗員に決定したと発表した。打上げは2019年終わりごろを予定しており、国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在する。

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野口聡一宇宙飛行士
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年11月7日、野口聡一宇宙飛行士がISS第62次/第63次長期滞在搭乗員に決定したと発表した。打上げは2019年終わりごろを予定しており、国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在する。

 1996年にJAXA宇宙飛行士に選抜された野口宇宙飛行士は、2005年7月にミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)としてスペースシャトルの飛行再開ミッションに搭乗。2009年12月にJAXA宇宙飛行士として初めてソユーズ宇宙船に搭乗し、ISS第22次/第23次長期滞在搭乗員のフライトエンジニアとしてISSに161日間滞在した。

 3度目の宇宙飛行は、2019年終わりごろに打上げを予定。約半年間にわたり、ISSフライトエンジニアとして「きぼう」を含むISSの各施設の維持・保全、科学実験、ISSロボットアーム操作などを実施する予定となっている。2017年11月末よりISS長期滞在に必要な訓練を開始する予定だという。

 野口宇宙飛行士は、「私がISSに滞在することになる2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。私も、日本選手団のアスリートと同じく『日本の代表』として宇宙を舞台にしっかり任務を遂行し、国民の皆さんに誇りと感動をお届けしたいと考えています」とコメントしている。

《外岡紘代》

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