新高校指導要領に2,397件の意見、文科省の回答公表
文部科学省は平成30年3月30日、新しい高等学校学習指導要領案に対する意見公募手続き(パブリックコメント)の結果を公表した。計2,397件の意見が集まり、おもな意見の概要とそれに対する文部科学省の考え方を掲載している。
教育・受験
その他
advertisement

新しい高等学校学習指導要領は平成34年4月1日に施行される。平成30年度時点で小学6年生の子どもから、新しい学習指導要領による授業を受けることになる。
学校教育法施行規則の一部を改正する省令案および高等学校学習指導要領案について、平成30年2月14日から3月15日までの期間、メール・郵便・ファックスなどを通じて、広く国民から意見を募集したところ、合計2,397件の意見が寄せられた。
寄せられた意見は、「教科・科目構成について、細分化しすぎではないか」といった構成・表現などに関するものや、「『学びに向かう力、人間性等』についてどのように測るのか疑問である」といった学習指導要領の基本的な考え方に関するものがあり、それぞれの意見に対する回答が掲載されている。
また、「『歴史総合』という科目を設けて広く浅く学ぶのではなく、現行の科目構成の方が良い」「情報セキュリティおよび情報に関する法規や制度をただ講義するだけでなく、『サイバーセキュリティ演習』を取り入れるべき」など、各教科・科目に関する意見も多数寄せられた。
意見公募手続(パブリックコメント)の結果の概要は、文部科学省Webサイトで確認できる。また、パブリックコメントで寄せられた意見の写しは、閲覧希望の申込みをしたうえ、文部科学省で閲覧できる。閲覧可能日時は、平成30年3月30日から5月2日までの月曜日から金曜日(祝日を除く)午前9時30分から午後6時15分まで。閲覧時間は原則1時間を上限とし、撮影・複写・持ち出しなどはできない。
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement