スマホで動画、若年層ほど長時間…視聴場所は「自宅」が6割

 スマートフォンで動画を視聴している人の1回あたりの平均視聴時間は若年層ほど長く、おもな視聴場所は「自宅内」が6割強を占めることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2018年4月16日に発表した調査結果より明らかになった。

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スマートフォンで動画を視聴する際の1回あたりの平均的な視聴時間(年代別)
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 スマートフォンで動画を視聴している人の1回あたりの平均視聴時間は若年層ほど長く、おもな視聴場所は「自宅内」が6割強を占めることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2018年4月16日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、2018年2月9日から2月15日に全国の15歳~49歳の男女を対象にスクリーニング調査を実施し、このうちスマートフォンで動画を視聴している男女534人を対象に本調査を実施した。本調査の実施期間は2018年2月16日・17日。

 スマートフォンで動画を視聴する際の1回あたりの平均的な視聴時間は、「10分以上30分未満」が28%ともっとも回答者が多く、「1時間以上」23%、「30分以上1時間未満」22%、「5分以上10分未満」18%、「5分未満」9%が続いた。よって、「30分未満」が55%を占める結果となった。

 視聴時間「1時間以上」の割合を年代別にみると、15歳~19歳が39%、20歳~29歳が25%、30歳~39歳と40歳~49歳がそれぞれ15%で、若年層ほどじっくり時間をかけて動画を視聴している傾向がみられた。

 おもに視聴している場所を1つだけ聞いたところ、「自分の部屋でくつろいでいるとき」が27.3%ともっとも多く、「自宅のリビングでくつろいでいるとき」24.1%、「布団の中」13.2%、「通勤・通学・移動中」8.5%、「自宅での食事中」6.6%、「会社や学校の空き時間」6.0%などが続いた。6割強が「自宅内」、なかでも4割は「自分の部屋」「布団の中」と回答しており、「通勤・通学・移動中」「会社や学校の空き時間」「外出先での待ち時間」などの外出先は2割程度にとどまった。

 モバイル社会研究所は今回の調査結果から、スマートフォンの「いつでも」「どこでも」という利点を生かした視聴スタイルは「意外に少ない」と述べている。また、自分一人だけで視聴していると想像できる視聴スタイルが4割あったことから、スマートフォンの動画視聴は「テレビとは異なる『個食型』視聴が進んでいることがうかがえる」と分析している。

《工藤めぐみ》

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