ライフイズテック、茨城と連携…ディズニープログラミング教材でトップIT人材育成

ライフイズテックは2018年5月15日、茨城県と共同で県内の中高生向けにトップIT人材育成プログラムを提供すると発表した。同年4月に発表した「テクノロジア魔法学校」を活用し、プログラミングエキスパート人材を育成する。

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茨城県「プログラミング・エキスパート育成事業」向けプログラム提供の概要
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 中高生向けのプログラミング教育事業を手がけるLife is Tech!(ライフイズテック)は2018年5月15日、茨城県と共同で県内の中高生向けにトップIT人材育成プログラムを提供すると発表した。同年4月に発表したディズニー・プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」を活用し、プログラミングエキスパート人材を育成する。

 ライフイズテックはこれまで、日本各地で中高生向けのワークショップを実施してきた。IT・プログラミング教育の指導ノウハウを生かし、近年は直接ITキャンプやイベントを実施するだけでなく、「メンター」と呼ばれる大学生リーダーを育成するプログラム「Life is Tech!Leaders(ライフイズテック・リーダーズ)」の地方展開にも注力してきた。さらに、地域ごとにハイレベルなIT人材を育成する「Tech for Local」を立ち上げるなど、プログラミング教育事業を通じた地域格差・教育格差の解消に力を入れている。

 県や市町村との連携が進むなか、2018年度は茨城県と連携し、同県が推進する「プログラミング・エキスパート育成事業」に教育プログラムを提供することが決定した。茨城県内の学校に通学する中学生・高校生を選考し、「未来のトップクリエイターの卵」を育てるねらい。選考通過者は、オンラインでプログラミングの基礎を学ぶ。コースはWebデザイン、ゲーム制作、メディアアートの3コース。オンラインだけでなく、制作した作品を発表する1泊2日のプログラミングキャンプも開催予定。学習中は、ライフイズテックのメンターによるサポートを受ける。

 ライフイズテックによると、2018年度は2017年度以上に自治体との連携が予定されている。茨城県とはもちろん、今後も自治体や学校と協力し、「中学生・高校生の一人ひとりの可能性を最大限伸ばすために21世紀の新たな教育の仕組みづくりにチャレンジ」し続けるとしている。

 茨城県プログラミング・エキスパート育成事業への参加を希望する場合は、ライフイズテックのWebサイト申込みフォームから第一次選考会場を選択のうえ、申し込むこと。会場は茨城県水戸生涯学習センター、筑西市コミュニティプラザ、茨城県県南生涯学習センター、日立シビックセンターの4会場。いずれも先着40名までで、定員になり次第受付を終了する。詳細はWebサイトで確認できる。

《佐藤亜希》

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