国家公務員、志望動機の7割を占めた理由は…人事院調査

 国家公務員採用総合職試験等に合格して採用された新人職員の70.0%が「公共のために仕事ができる」を志望動機にあげていることが、人事院が平成30年6月14日に発表した調査結果より明らかになった。

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国家公務員になろうとしたおもな理由
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 国家公務員採用総合職試験等に合格して採用された新人職員の70.0%が「公共のために仕事ができる」を志望動機にあげていることが、人事院が平成30年6月14日に発表した調査結果より明らかになった。

 人事院は、国家公務員採用総合職試験等に合格して採用された新人職員を対象にアンケート調査を実施し、746人(うち女性252人)の有効回答を得た。調査期間は、平成30年4月4日~4月6日。

 国家公務員になろうとしたおもな理由は、「公共のために仕事ができる」が70.0%ともっとも多く、「仕事にやりがいがある」63.3%、「スケールの大きい仕事ができる」45.7%、「専門知識が生かせる」29.2%などが続いた。特に「公共のために仕事ができる」という理由は例年、約7割にのぼるという。

 国家公務員としていつまで働きたいかについては、「定年まで公務員を続けたい」が46.2%と前年より8.3ポイント減少した。一方、「長期間勤めてから転職を考えたい」21.2%、「条件が合えばいつでも転職を考えたい」9.0%、「若いうちに転職を考えたい」2.0%で、計32.2%が転職を考えていると回答した。

 採用された試験以外で合格または内定したものは、「民間企業」が39.5%ともっとも多く、「地方公務員採用試験」18.5%、「他の国家公務員採用試験」12.2%などが続き、男女ともに「民間企業」がもっとも高かった。

 どのような資質・能力を重視して仕事をしていきたいか3つ選択してもらったところ、「コミュニケーション力」が38.5%ともっと高く、「主体性」27.3%、「論理性」26.5%、「柔軟性」26.3%などが続いた。政策立案や政策調整をしていくうえで必要と見込まれる能力が上位にあがっている。

《工藤めぐみ》

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