課題解決型高度医療人材養成プログラム、7大学を選定
文部科学省は平成30年9月19日、Webサイトに平成30年度からの事業「課題解決型高度医療人材養成プログラム(平成30年4月)」の選定結果を掲載した。
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文部科学省
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「課題解決型高度医療人材養成プログラム」事業は、平成30年4月18日付けで医学部・歯学部を置く各国公私立大学長宛に公募を行い、2テーマで合計35件の申請を受け付けた。公募テーマには、医療現場などで課題となっている事柄に貢献できる人材の養成が設定されている。
申請を受け付けた35件について、課題解決型高度医療人材養成推進委員会による審査を踏まえた結果、7件の事業が選定された。
テーマ1「精神関連領域」では、筑波大学、千葉大学、東京大学、京都大学が選定されている。筑波大学は茨城県立医療大学、東京慈恵会医科大学と連携する。テーマ2「医療チームによる災害支援領域」では、東北大学、新潟大学、熊本大学が選定された。東北大学は福島県立医科大学と、熊本大学は九州大学と連携する。
課題解決型高度医療人材養成推進委員会 委員長の大島伸一氏による委員会所見によると、精神関連領域および医療チームによる災害支援領域は社会からのニーズが特に高く、喫緊の対応が求められていることから「事業の確実な実施・継続、本事業により構築された人材育成プログラムが波及効果を生み新たな展開につなげられるかという点を特に重視」して選定した。選定された各大学に対しては、事業計画の着実な実施を要望している。
文部科学省のWebサイトには、事業背景・目的のほか、審査状況や各選定事業の概要と、推進委員会からのコメントなどが掲載されている。
《佐藤亜希》
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