英検学習「スタディギア for EIKEN」無料プランを追加

 日本英語検定協会(英検協会)とEduLab(エデュラボ)傘下の教育測定研究所(JIEM)は2018年9月26日、英検対策学習サービス「スタディギア for EIKEN」の全面リニューアルを発表した。無料で利用できる「ライトプラン」を新たに追加し、学習機能も充実させている。

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スタディギア for EIKEN
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 日本英語検定協会(英検協会)とEduLab(エデュラボ)傘下の教育測定研究所(JIEM)は2018年9月26日、英検対策学習サービス「スタディギア for EIKEN」の全面リニューアルを発表した。無料で利用できる「ライトプラン」を新たに追加し、学習機能も充実させている。

 「スタディギア for EIKEN」は、英検2~5級を目指す受験生が各級で必要な学習すべてをオンラインで学ぶことができる英検公式の学習ツール。パソコン、iOSアプリ、androidアプリから利用できる。個人のほか、学校や塾などの利用も多く、2013年のサービス提供開始以来、2万2,000以上の団体に使われている。利用者の合格率が英検2級、準2級で約20%アップするなど効果も出ているという。

 英語教育の低年齢化や大学・高校入試での外部試験活用など、英語教育改革が急ピッチで進む中、外部環境に学習サービスを速やかにマッチングさせようと、利用者の意見をもとに全面リニューアルを実施。これまで提供していた「7日間トライアル」を廃止し、一定のサービスが期間制限なく無料で利用できる「ライトプラン」を新たに追加した。

 英検受験者を対象とした「ベーシックプラン」は、コンテンツ利用範囲を拡大。級や学習機能別に学習コンテンツと進捗状況が確認できる「学習一覧機能」、最適な学習内容が自動的に提示される「オススメ機能」など、より効率的に学習を進めるための機能も追加する。学習が一定レベルに達するとバッジがもらえる「アチーブメント機能」では、利用者がゲーム感覚で楽しく目標達成を繰り返し、モチベーションを維持しながら継続的な学習に取り組むことができるという。

 また、単熟語や文法学習の出題ロジックを変更し、単熟語・文法・リーディング・リスニング学習の一部コンテンツの入替えと出題優先度を見直し。学習カリキュラムは、たとえば語彙2級の場合、ライトプランは最頻出300語、ベーシックプランは最頻出300語と頻出700語の計1,000語、プレミアムプランは最頻出300語と頻出700語とやや頻出700語の計1,700語とし、合格に向けて最短距離での学習を目指す。

 このほか、デザインについてもシンプルで親しみやすく、日々の学習を可視化できる内容に変更している。英検協会などは、利用者にとって最適なコンテンツ提供を目指し、今後も新機能やコンテンツ開発に努めていくとしている。

《奥山直美》

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