【インフルエンザ18-19】沖縄・三重で流行シーズン入り

 厚生労働省は、2018年10月15日から21日までのインフルエンザの発生状況を発表した。定点あたり報告数は「沖縄県」が2.21ともっとも多く、ついで「三重県」1.35。両県は定点あたり報告数が流行開始の目安である1.00を上回り、流行シーズン入りした。

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 厚生労働省は、2018年10月15日から21日までのインフルエンザの発生状況を発表した。定点あたり報告数は「沖縄県」が2.21ともっとも多く、ついで「三重県」1.35。両県は定点あたり報告数が流行開始の目安である1.00を上回り、流行シーズン入りした。

 インフルエンザは、全国約5,000か所のインフルエンザ定点医療機関(小児科定点約3,000、内科定点約2,000)から、患者数が毎週報告されている。インフルエンザの定点あたり報告数は、2018年第42週(10月15日から10月21日まで)に0.19となり、前週の0.12と比べて増加した。

 都道府県別にみると、定点あたり報告数は「沖縄県」2.21がもっとも多く、「三重県」1.35、「石川県」0.50、「熊本県」0.48などが続いた。

 全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校の休業施設数は、学年閉鎖が4施設、学級閉鎖が16施設で、いずれも前週より増加した。学年閉鎖は山形県で2施設、青森県と千葉県でそれぞれ1施設発生。学級閉鎖は埼玉県と三重県、大阪府でそれぞれ2施設、青森県と千葉県、東京都、石川県、滋賀県、福岡県でそれぞれ1施設発生している。

 国立感染症研究所によると、例年のインフルエンザは、全国の定点あたり報告数が1.00以上(流行開始の指標)となる11月末から12月にかけて流行が開始し、ピークは1月末から2月上旬が多いという。

《工藤めぐみ》

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