絵本の読み聞かせ、多くは「昼」「就寝前」…始めた月齢は?

 コズレ子育てマーケティング研究所は2018年12月19日、「絵本の読み聞かせに関する調査」の結果を公表した。読み聞かせを始めた月齢は「生後3~5か月」が半数以上を占め、読み聞かせをするタイミングは「昼」と「就寝前」が多かった。

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絵本の読み聞かせを始めたか
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 コズレ子育てマーケティング研究所は2018年12月19日、「絵本の読み聞かせに関する調査」の結果を公表した。読み聞かせを始めた月齢は「生後3~5か月」が半数以上を占め、読み聞かせをするタイミングは「昼」と「就寝前」が多かった。

 「絵本の読み聞かせに関する調査」は、コズレ子育てマーケティング研究所が2018年11月20日~30日、0~2歳の子どもを持つ保護者を対象にインターネットリサーチによって実施。315人の有効回答を得た。

 「絵本の読み聞かせを始めた」と回答した保護者は、「生後0~2か月」は19%だったが、「生後3~5か月」になると56%に上昇。さらに「生後6~8か月」以降は8割以上、「1歳半~2歳」では100%に達した。子どもの起きている時間が長くなり、発語の始まりが近づく時期から、言葉の習得を意識して絵本の読み聞かせを始める保護者が多いことが読み取れる結果となった。

 持っている絵本の冊数は、「0~9冊」という回答が最多。持っている絵本の平均冊数を月齢別にみると、「生後0~2か月」8.01冊、「生後3~5か月」8.91冊、「生後6~8か月」8.88冊、「生後9~11か月」9.90冊、「1~1歳半」12.18冊、「1歳半~2歳」16.19冊。子どもの年齢が上がるにつれて、絵本の所持数は増える傾向にあった。

 1日に読み聞かせをする絵本の平均冊数は、各月齢とも「1冊」がもっとも多く、「生後0~2か月」では67%を占めた。ただ、言葉の習得や集中できる時間の増加に伴い、年齢が上がるほど読み聞かせの冊数も増加していた。

 1日の中で読み聞かせをするタイミングは、「昼」と「就寝前」が多い傾向にあった。月齢別では、生後8か月までの子どもを持つ保護者は「昼」、生後9か月から2歳の子どもを持つ保護者は「就寝前」に読み聞かせをする保護者が多かった。

 1週間のうち読み聞かせをする頻度は、月齢が上がるにつれて増える傾向にあり、生後6か月以上では「ほぼ毎日」との回答が多かった。1日のうち読み聞かせにかけている時間は、「0~10分未満」が56%と最多で、生後5か月までに限ると7割以上を占めた。

《奥山直美》

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