長期飼育が難しい深海魚「ギンザメ」展示…鴨川シーワールド
鴨川シーワールドでは2019年3月より、エコアクアローム「鴨川海底谷」で、飼育が大変難しいギンザメの展示を行っている。水族館で目にすることは珍しいギンザメを見られる貴重な機会だ。
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
ギンザメは、日本周辺のやや深い海に広く分布する軟骨魚類の一種で、銀色の体と大きな眼、大きな胸ビレと背ビレの毒針(棘)が特ちょう。全長は最大で1mを越えるという。
日本では、ギンザメ科で8種、テングギンザメ科で3種の計2科11種が知られており、定置網や刺し網でも捕獲されることから、水族館でも時おり展示されるが、長期の飼育は難しく、鴨川シーワールドでは2006年に鴨川沖の定置網にて採集したギンザメを飼育した315日間が最長記録。
今回展示しているギンザメは、2019年2月8日に鴨川沖の定置網で乗組員によって捕獲されたメスの個体。搬入時から安定して泳ぎ、翌日には魚の切り身を食べ始め、現在では過去の飼育実績にならって2日に1回、魚の切り身やエビのむき身などをあたえているという。
なお、鴨川シーワールドでは2019年4月1日より入園料の変更を予定している。2019年3月31日までは大人2,800円、子ども(4歳~中学生)1,400円、65歳以上 2,200円。変更後の4月1日からは、大人3,000円、子ども(小学生・中学生)1,800円、幼児(4歳以上)1,200円、60歳以上 2,400円となる。
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