埼玉県立高のICT基盤整備、アクセスポイント「ACERA 1110」導入

 埼玉県教育委員会は、県立高等学校のICT基盤整備において、フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ) 1110」を採用した。2020年度までの3か年で、139校にタブレット端末とプロジェクター、アクセスポイントを導入予定だという。

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Chromebookを使って課題に挑戦する生徒たち
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 埼玉県教育委員会は、県立高等学校のICT基盤整備において、フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ) 1110」を採用した。2020年度までの3か年で、139校にタブレット端末とプロジェクター、アクセスポイントを導入予定だという。

 埼玉県教育委員会では、2016年度に協調学習をICT活用の面から支えるプロジェクト「近未来学校教育創造プロジェクト」を始動。モデル校に選定した県立高校10校に、先行してタブレット端末やアクセスポイントを整備し、ICTを活用した授業の効果を検証した。

 2年間の検証期間でICT活用授業におけるWi-Fi環境を支えたフルノシステムズのアクセスポイントは、1クラス40人以上が同時接続するタブレット端末の円滑な動作や、故障せずに稼働し続けたことが評価され、2018年度に県立高校35校に設置された525台のアクセスポイントに、「ACERA 1110」が採用された。埼玉県教育委員会では今後、ICTを活用して生徒たちの「主体的・対話的で深い学び」の教育効果を高めていくことを目指し、2020年度までにすべての高校139校にタブレット端末とプロジェクター、アクセスポイントを導入予定だという。

 タブレット端末は各校に44台導入し持ち回りで使用、プロジェクターはすべての普通教室に1台ずつ設置する。それらを稼働するためのWi-Fi環境を担うアクセスポイントは2教室に1台とし、各校に15台程度設置する計画だ。授業では、生徒たちの相互の知識共有などに役立たせ、受け身ではない主体性を持った授業スタイルを創出することを目的に、タブレット端末「Chromebook」、共同作業用ツール「G Suite for Education」、教員・生徒間のやりとりを効率化するアプリケーション「Google Classroom」を用いる。

《桑田あや》

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