「小学校プログラミング教育に関する研修教材」は、2020年度から必修化される小学校プログラミング教育の実施に向けて、担当する教員にプログラミング教育の狙い、育む資質や能力、指導例、プログラミング教育を行う際に必要となる基本的な操作などを学んでもらうために作成したもの。文部科学省では、校内や個人での研修などで積極的に活用してもらうことを期待しているという。
「小学校プログラミング教育の概要に関する教材」では、「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」で説明している内容などをもとにプログラミング教育の狙いや育む資質・能力、指導例などを説明。「プログラミング教育を行う際に必要となる基本的な操作等に関する教材」では、ビジュアル型プログラミング言語「Scratch」「Viscuit」の基本的な操作を手順ごとに解説している。
「小学校を中心としたプログラミング教育ポータルに掲載されている実践事例に関する教材」は、映像教材のみ。「未来の学びコンソーシアム」が運営する「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」の概要、このポータルサイトに掲載されている小学校プログラミング教育実践事例のイメージを紹介している。
このほか、文部科学省は全国の市町村教育委員会のプログラミング教育担当者などを対象に2019年1月16日から2月28日に実施した「小学校プログラミング教育担当者等セミナー」の配付資料の一部をWebサイトに掲載した。小学校プログラミング教育について、導入する理由、身に付けてほしい力、学習活動の分類、指導の考え方などをわかりやすくまとめており、実施に向けた準備や実践などに役立てることができる。