小学生の帰宅時間、6割の保護者「把握できず」

 小学生の登下校に防犯上不安を感じている保護者は55.5%にのぼる一方、子どもが下校して自宅に到着したタイミングを把握できている保護者は27.1%と3割に満たないことが、NTTレゾナントの調査結果より明らかになった。

教育・受験 小学生
子どもが下校して自宅に到着したタイミングが把握できるようになっているか
子どもが下校して自宅に到着したタイミングが把握できるようになっているか 全 3 枚 拡大写真
 小学生の登下校に防犯上不安を感じている保護者は55.5%にのぼる一方、子どもが下校して自宅に到着したタイミングを把握できている保護者は27.1%と3割に満たないことが、NTTレゾナントの調査結果より明らかになった。

 子どもの登下校に関する調査は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に在住し、小学生の長子がいる30~49歳の男女を対象に実施し、1,236人の有効回答をもとに集計した。調査期間は、2019年3月12日~3月13日。

 登下校について防犯上不安に感じることはあるか聞いたところ、55.5%が「不安に感じている」と回答した。子どもの学年別にみると、小学1年生が65.8%、小学6年生が41.0%と低学年であるほど不安に感じている人が多い。また、登下校にかかる時間別にみると、5分未満が44.5%、30分以上が66.4%と時間が長いほど不安に感じている人が多いことがわかった。

 不安な理由は、「不審者や変質者に遭遇しているかもしれない」が86.8%ともっとも多く、「交通事故にあうかもしれないから」77.3%、「犯罪に巻き込まれるかもしれないから」63.4%などが続いた。

 下校して自宅に到着したタイミングが把握できるようになっているか聞いたところ、「把握している」27.1%、「把握したいが、現在はできていない」60.1%、「把握したいと思わない」12.8%。子どもが下校して自宅に到着したタイミングを把握したいができていない保護者は6割にのぼることが明らかになった。

《工藤めぐみ》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集