高校生の85%がアドミッション・ポリシー認知…男女で差も

 大学に進学する高校生の85%がアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を認知していることが、リクルート進学総研が2019年6月26日に発表した高校生の進路選択に関する調査より明らかとなった。

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「アドミッション・ポリシー」の認知度(大学進学者/単一回答)
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 大学に進学する高校生の85%がアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を認知していることが、リクルート進学総研が2019年6月26日に発表した高校生の進路選択に関する調査より明らかとなった。

 高校生の進路選択に関する調査「進学センサス2019」は、高校生の進路選択プロセス(行動・意識)の現状を把握することを目的に実施したもの。2019年に高校を卒業した全国の男女5万人を対象に質問紙による郵送法で調査を実施し、2,819人の有効回答を得た。そのうち、今回紹介する調査結果は大学進学者2,071人が対象。調査期間は3月18日から4月11日(投函締切)。

 調査の結果、アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)の認知度は85%であることが明らかに。そのうち、「名前も意味も知っており、個別大学も調べたことがある」高校生は51%で、男女別でみると女子が61.3%、男子が39.9%と、女子が21.4ポイント上回る結果となった。また、入試方法別でみると、AO・推薦層が61.1%、一般・センター層が44.5%と、AO・推薦層が16.6ポイント上回った

 「個別大学について調べたことがある」高校生のうち、80%が志望校検討時にアドミッション・ポリシーは「役立った」と回答。入試方法別にみると、AO・推薦層が87.2%、一般・センター層が72.2%で、15.0ポイント上回るAO・推薦層のほうが役立ち度はより高いことがわかった。

 進学関連情報で知りたかったことを聞いたところ、もっとも多かった回答は「学校で勉強できる内容」76.2%。このほか、「入試の方法や難易度」62.9%、「キャンパスの雰囲気」53.9%、「就職状況」48.1%、「取れる資格の内容や合格率」46.3%などが続いた。

《桑田あや》

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