小学生の夏休みには多くの宿題が課されている。早速取り掛かる子どももいるだろうが、なかなか手を付けない子どもも多いのではないだろうか。夏休み終盤、親が手伝うことになるのが毎年恒例になっている家庭もある。
そんな夏休みが始まったばかりのいまだからこそ、子どもに合った家庭での勉強方法を見つけたい。親子で一緒に計画を立てて勉強のモチベーションを高めるべく「夏休みの宿題みんなでスタートダッシュ会」に11組の親子が集まった。
まずは宿題をリスト化し、それをどのような割合で進めていくかを決める。やる分量に応じて獲得できるシールの枚数を決め、それをポイントとして貯めるのだという。集まったときのごほうびもいくつか考えておく。ごほうびに辿り着けるよう、積極的に宿題に取り掛かりたい。
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ごほうびの設定では今時のタピオカなどの食べ物を掲げる子どももいれば、家族とのお出かけを目標としている子どももいた。宿題を終わらせるための目安さえ決めれば、あとは楽しい夏休みを満喫できる。
今回のワークショップで使用されたのは7月17日にコクヨが発売した「しゅくだいやる気ペン」。これは、市販の鉛筆に取り付けて専用のスマートフォンアプリと連動させることで、勉強への取組みを「やる気パワー」として“見える化”することができるというもの。これを取り付けた鉛筆でリストアップした宿題をこなすことで、その進捗がアプリ上のすごろくに反映されていく。ただリストをこなすのではなく、すごろくを進めていくうちにアイテムがもらえたり、すごろく自体が変化したりするなど、楽しみながら宿題に取り組める工夫が施されている。
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子どもたちは「しゅくだいやる気ペン」を手に取ると、真剣な眼差しで宿題を開始した。振動を感知する機能により、電源をつけたときには白いLEDライトが、宿題を進めるに従い10段階で変化していく。アプリに反映される前に、手元で達成率が可視化されるため、やる気を持続させることにつながる。子どもたちは「色が変わった!」「赤になったよ!」という声とともに満足げな表情を見せた。
ペンに蓄積されたやる気パワーを注ぐことで「やる気の木」を育てる仕組みで、勉強の取組み具合が一目でわかる。アナログ作業の宿題がデジタルのコンテンツにつながっているのもおもしろい。
リストをこなすことを目標にしても良いし、すごろくを進めることをモチベーションに宿題をするのでも良い。そのときどきのペンのLEDライトの色を目標にしてみてもおもしろい。それぞれのやり方で夏休みの宿題を楽しく終わらせよう。
しゅくだいやる気ペン
発売日:2019年7月17日(水)
販売場所:コクヨ公式オンラインショップ「コクヨショーケース」でのみ販売
販売価格:4,980円(税別)
専用アプリ(iOS11以上のみ):無料
※鉛筆は国内で一般に販売されているものに対応。六角形・面対面7~8mmが望ましい