研究室のコアタイムの有無、就活のしやすさに影響

 コアタイムのある研究室に所属する修士2年生の39.2%が就職活動をしにくいと感じていることが、POLが2019年7月31日に発表した「就職活動に関する調査」結果より明らかとなった。

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研究室における、就活をしにくい雰囲気の有無
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 コアタイムのある研究室に所属する修士2年生の39.2%が就職活動をしにくいと感じていることが、POLが2019年7月31日に発表した「就職活動に関する調査」結果より明らかとなった。

 「就職活動に関する調査」は、全国の理系大学院修士2年生155人を対象に実施したもの。調査期間は2019年7月19日から25日。

 コアタイムのある研究室に所属する修士2年生は全体の32.9%。就活をしにくいと感じることがあるかという質問に対して、コアタイムありの学生の39.2%、コアタイムなしの学生の6.7%が「あった」と回答。コアタイムのある研究室に所属する学生ほど、就活がしにくい状況であることがわかった。どのようなときに就活をしにくいと感じたかという質問では、「長期研究室に行けなかった時。結果を出せれてなかった時」「就活の繁忙期でも研究室のスケジュールは全く融通してもらえなかったとき」などの声があがった。

 内定した企業を就活開始時に知っていたか聞いたところ、「企業名だけでなくサービス・製品も知っていた」53.0%、「企業名だけまたはサービス・製品名だけ知っていた」24.6%、「まったく知らなかった」22.4%という結果だった。

 選考の方法について聞いたところ、「一般応募」71.8%、「推薦」28.2%という結果に。専攻別にみると、「物理・数学」「化学」「生物・農」はいずれも80%以上と一般応募の割合が高く、特に「生物・農」は100%一般応募であった。

《桑田あや》

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