文科省の方策に対応、学びの最適PC「Surface Go」低価格も実現

 日本マイクロソフトの「Surface Go」は、新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)で示された学習者用コンピューターの要件をすべて満たしており、ペンや両側カメラ、タッチパネル機能も備えている。

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「Surface Go」47,800円からの教育機関向け特別価格を用意
「Surface Go」47,800円からの教育機関向け特別価格を用意 全 2 枚 拡大写真
 教育現場でのICT活用で世界に遅れをとってしまった日本において、ICT環境の整備は喫緊の課題となっている。文部科学省は子どもの力を最大限引き出す学びを実現するために、ICTを基盤とした先端技術を効果的に活用することを目指し2019年6月25日、「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」(以下、文科省最終まとめ)を発表した。

 日本マイクロソフトでは7月30日、文科省最終まとめに対応する新しい教育機関向けプログラムとして、「マイクロソフト~新時代の学びの革新プログラム」を開始した。教育機関向けソリューション「Microsoft 365 Education」とパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」を中心とする「学びの革新ソリューション」、「Surface Go」をはじめ、文科省最終まとめの学習者向けPCに対応したWindows PCを「学びの最適PCモデル」として提供し、子どもたちの個別最適化された学びと、教職員の働き方改革を支援する。

 生徒児童1人1台の学習者用コンピューター整備についてはこれまでもたびたび話題となってきたが、文科省が2018年3月に全国の公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校)を対象に実施した調査によると全国平均では5.6人に1台というのが実情だ。都道府県別では1.8人から7.9人に1台と、地域間格差も大きな課題となっている。

 文科省最終まとめでは学習者用コンピューターに関して、下記の必須機能が示されている。

●起動:起動、スリープからの復帰は15秒程度以内が望ましい
●バッテリ駆動時間:カタログ値6~8時間以上
●重量:1.5kg未満の軽量なもの
●無線:無線LAN接続機能
●画面:9~14インチ程度(可能であれば11~13インチが望ましい)
●形状:ノート型コンピューターまたはタブレット型コンピューター
●キーボード:小学校中学年以上ではハードウェアのキーボードが必須
●片側カメラ機能(解像度等は問わず)
●音声出力端子・外部接続端子(種類等は問わず)
●OS:OSメーカーによってサポートがなされているバージョンであること


 日本マイクロソフトの「Surface Go」はこれらの必須機能にすべて対応している。

文科省最終まとめの学習者向けPCの必須機能とSurface Goの機能
文科省最終まとめの学習者向けPCの必須機能とSurface Goの機能

 さらに利用目的が明確であれば検討してもよいとされているペンや両側カメラ、タッチパネル機能も備えている。さらに、教育機関向けクラウドサービスやビッグデータ活用による個別最適化した学びへの対応など、子どもたちのよりよい学びを実現する機能を搭載。同社では「Surface Go」で子どもたちの学び方改革を実現するとしている。

 学習者用コンピューターの整備の遅れには、コスト面の課題も大きい。文科省最終まとめでは、量販店などの店頭には一般向けの4万円台~5万円の端末も並んでいる一方で、教育市場における学習者用コンピューターの価格は硬直化しているとの声があることにも触れている。日本マイクロソフトでは「Surface Go」に47,800円(税抜参考価格・本体のみ)からの教育機関向け特別価格を用意し、教育現場への端末の普及を支援していく。

マイクロソフト ~ 新時代の学びの革新プログラム
 社会にも子どもたちの学びにも必要不可欠となっているICT。文科省が提示したロードマップでは2025年度までの、遠隔教育も含む先端技術の効果的な活用、教育ビッグデータの効果的な活用、学習者用コンピューターを含むICT環境整備の実現が示されている。子どもたちのよりよい未来のためにも、文科省が掲げる「世界最先端の教育環境の実現」を願わずにはいられない。

《綾瀬しづか》

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