小中学生の夏休み、宿題は「毎日少しずつ」が約6割

 小中学生の夏休みの宿題の進め方について、「毎日少しずつやる」63%がもっとも多いことが、文具・事務用品メーカーであるソニックが公表した調査結果より明らかになった。また、55%の保護者が「毎日少しずつ」宿題を進めてほしいと考えていた。

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(小中学生への質問)夏休みの宿題をどのように進めているか
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 小中学生の夏休みの宿題の進め方について、「毎日少しずつやる」63%がもっとも多いことが、文具・事務用品メーカーであるソニックが公表した調査結果より明らかになった。また、55%の保護者が「毎日少しずつ」宿題を進めてほしいと考えていた。

 「夏休みの宿題&生活リズムに関する質問」は、2019年8月6日と7日にマイドームおおさかで開催された「文紙MESSE」で小学生・中学生と保護者120組を対象に実施したもの。

 小中学生の夏休みの宿題の進め方は、「毎日少しずつやる」63%が最多。「一気に終わらせた」28%、「最終日に全部やる」9%だった。勉強の計画表は、「使っている」22%、「使っていない、もらっていない」78%。会場では、勉強の計画表を「学校からはもらっていない」という小中学生が多かったという。使っている小中学生の中には、「自分で作った」「親が作ってくれたものを使っている」という子どももいた。

 夏休みの宿題の進め方に関する保護者の考えは、「毎日少しずつ」55%がもっとも多かったが、「一気に終わらせてほしい」も44%と多かった。「最終日に全部やればよい」は1%。「毎日少しずつ」と回答した保護者からは、「毎日やることで、1学期にやったことを忘れずに2学期を迎えさせたい」「勉強のクセを夏休み中につけさせたい」などの意見があがった。一方、「一気に終わらせてほしい」保護者からは、「8月は旅行や帰省するため、7月中には終わらせておいてほしい」「本当は毎日少しずつやってほしいが、結局さぼって8月終盤になって焦りそうだから」「塾の宿題や授業が本格的になるから、学校の宿題は早く終わらせ、重要視していない」などの声が寄せられている。

 夏休み期間中の子どもの勉強時間・生活リズムについて聞いたところ、もっとも多かったのは「まあまあ維持している」57%。「学校のある日と変わらず維持している」17%、「維持していない、よく知らない」26%という結果だった。

 子どもの勉強のために普段から工夫やサポートをしているかという質問に、「はい」71%、「いいえ」29%。具体的には「終わった後、丸つけや、ちゃんとできているかをチェックしている」がもっとも多かったが、「やる前のドリルをコピーして、何度も解けるようにしている」「計画表をもとにこまめに宿題の進み具合を確認している」などのサポートをしている保護者もいた。

《外岡紘代》

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