東京都教委、英語スピーキングテスト事業でベネッセと協定

 東京都教育委員会は2019年8月21日、「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)」事業についてベネッセコーポレーションを事業者として決定した。2021年度に実施する2022年度都立高校入試においてテスト結果を活用する予定だ。

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 東京都教育委員会は2019年8月21日、「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)」事業についてベネッセコーポレーションを事業者として決定した。2021年度に実施する2022年度都立高校入試においてテスト結果を活用する予定だ。

 「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)」事業は、都立高校入試における英語のスピーキングの技能評価および中学校における英語4技能育成に向けたスピーキングの指導の充実などが目的。

 東京都教育委員会は3月に応募希望を受け付け、事業者の企画・提案などを審査。6月20日に、ベネッセコーポレーションを事業予定者とする基本協定その1を締結していた。

 その後、事業計画などの具体的な協議を進め、同事業に関する基本的事項、実施運営、その他同事業の円滑な実施に必要な諸手続などについて定めた基本協定その2を8月21日までに締結。基本協定その2の締結をもって、ベネッセコーポレーションが事業者として決定した。

 基本協定の有効期間は、協定締結日から2023年度末日まで。2019年11月から12月に、一部の都内公立中学校の3年生(約8,000人)を対象にプレテストを実施し、2019年度中にプレテストの成果検証を行う。2020年9月から11月には都内公立中学校の3年生全生徒(約8万人)を対象に確認プレテストを行う予定だ。

 スピーキングテストの実施は2021年度以降の予定。11月の第4土曜日から12月の第2日曜日までの間における週休日または祝日のうちの1日に実施する。対象は、都内公立中学校の3年生全生徒と都立高校入試受検予定者。都立高校入試での活用は、原則として2021年度に実施する2022年度都立高校入試の予定。

 出題範囲は、中学校学習指導要領に準拠した内容となる。受験回数は各受験者1回とし、受験者はテスト専用のタブレット端末・イヤホンマイク・防音用イヤーマフの3点を使用する。また、各年度のテストで使用した試験の問題・正答例などは公表される。

《外岡紘代》

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