【大学受験2020】新増設大学・学部、入試変更点…河合塾9/4更新

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2019年9月4日、2020年度入試情報の「新設大学・増設学部・学科一覧」「入試変更点一覧」を更新した。私立大学は11大学が新設、39大学が学部の新設・改組を行う予定。

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河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」
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 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2019年9月4日、2020年度入試情報の「新設大学・増設学部・学科一覧」「入試変更点一覧」を更新した。私立大学は11大学が新設、39大学が学部の新設・改組を行う予定。

 「新設大学・増設学部・学科一覧」は、文部科学省から公表されているもの、および河合塾調査により2019年9月現在判明した分をまとめたもの。現在認可申請中のものや設置構想中のものも含まれており、今後変更などの可能性もある。

 国立大学では、宇都宮大学や長崎大学など4大学が学部の新設・改組、弘前大学や九州大学など5大学が学科の新設・改組を行う。公立大学では、静岡県立農林環境専門職大学が新設されるほか、新潟県立大学、福知山公立大学、県立広島大学の3大学が学部の新設・改組、富山県立大学と福井県立大学の2大学が学科の新設・改組を行う。

 私立大学では、情報経営イノベーション専門職大学、東京国際工科専門職大学、湘南鎌倉医療大学、岡山医療専門職大学など11大学が新設。関西国際大学と神戸山手大学が統合する。そのほか、39大学が学部の新設・改組を予定。桜美林大学が航空・マネジメント学部、京都先端科学大学が工学部機械電気システム工学科を新設する。学科の新設・改組は、東京都市大学や広島国際大学など22大学が行う。募集停止は、広島国際学院大学と保健医療経営大学の2大学。

 そのほか、短期大学は静岡県立農林環境専門職大短大部が新設され、大手前短大や福岡工業大短大部など4校が学科の新設・改組を行う。募集停止は、聖セシリア女子短大や東海大医療技術短大、大阪青山大短大部など5校。

 「入試変更点一覧」によると、国公立大学では、千葉大学が医学部医学科で千葉県地域枠による募集を新規実施。募集人員は、前期が一般枠80名と千葉県地域枠15名の計95名、後期が一般枠15名と千葉県地域枠5名の計20名とする。

 大阪大学は、理学部のAO入試による募集人員について、研究奨励型18名、挑戦型15名に変更。理学部の数学科と物理学科のAO入試では、1次選考のセンター試験を廃止し、試験日を2か月早める。1次選考は提出書類(100点)、2次選考は12月にセンター試験(100点)と提出書類・小論文・口頭試問(100点)で実施する。また、化学科と生物科学科の生物科学コース・生命理学コースにて、AO入試の挑戦型を廃止。医学部医学科は、前期の配点とともに第1段階選抜の点数・倍率を変更。センター試験の合計点が900点満点中630点以上かつ3倍とする。

 私立大学では、慶應義塾大学が理工学部電子工学科の名称を電子情報工学科に改める。また、募集区分について、学門の名称と構成を変更。これまでの学門1~5から、学門A(物理・電気・機械分野)、学門B(電気・情報分野)、学門C(情報・数学・データサイエンス分野)、学門D(機械・システム分野)、学門E(化学・生命分野)とする。関西学院大学では、理工学部全学科のセンター試験利用入試について、1月出願5科目型(理科1科目)、3月出願4科目型、関学独自方式日程(全学科共通関学数学併用型)を新規実施。数理科学科や情報科学科、人間システム工学科のセンター試験利用入試において選抜方式を変更するほか、先端エネルギーナノ工学科で関学独自方式日程(一般入試英語・数学型)を新たに実施する。

 Kei-Netの2020年度入試情報では、入試難易予想ランキング表やセンター試験に関する情報なども掲載している。

《黄金崎綾乃》

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