大学入試英語成績提供システム、561校が参加予定…文科省
2020年度から始まる「大学入試英語成績提供システム」について、文部科学省は2019年10月4日、利用予定大学の一覧を公表した。9月30日時点で、総大学数の52.5%にあたる561校が活用予定、残る507校は活用を見送る見通しとなった。
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
「利用予定大学」の定義は、大学入試英語成績提供システムを利用し、かつ「成績提供システムの成績の利用方法」「求めるCEFRのレベル(出願資格とする場合のみ)」「利用する参加試験の種類」「2回の成績の利用方法」をすべて決定している学部・学科・選抜区分が1つ以上ある大学。募集停止校を除く、すべての4年制大学(大学院大学を除く)と短期大学が対象。
利用予定状況一覧によると、総大学数1,068校のうち、利用予定大学数は52.5%にあたる561校。国公私立別に利用予定大学数と割合をみると、4年制大学は国立が82校中77校で93.9%、公立が91校中71校で78.0%、私立が587校中335校で57.1%。短期大学は308校中78校で25.3%。9月30日時点で、507校が活用を見送る見通しとなっている。
文部科学省では、Webサイト内の「大学入試英語ポータルサイト」において利用予定大学の一覧を公開している。これによると、国立大学では東京大学や京都大学、公立大学では国際教養大学、私立大学では早稲田大学や上智大学などが、大学入試英語成績提供システムの利用を予定している。
各大学の利用方法などの詳細については、文部科学省が「大学入試英語ポータルサイト」への掲載に向けて準備中。なお、一覧は9月30日時点の状況であり、文部科学省が最終的な期限としている10月11日までに利用予定大学が増える可能性があるという。
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