努力・やり抜く力を評価する「すらら入試」全国で増加

 ICT教材「すらら」を展開するすららネットは、2020年度の入試で新たに武蔵野大学附属千代田高等学院が「すらら入試」を導入すると発表した。入試テストの点数ではなく、努力する力、やり抜く力を評価する新たな入試スタイルが広がりつつある。

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 ICT教材「すらら」を展開するすららネットは、2020年度の入試で新たに武蔵野大学附属千代田高等学院が「すらら入試」を導入すると発表した。入試テストの点数ではなく、努力する力、やり抜く力を評価する新たな入試スタイルが広がりつつある。

 「すらら」はアダプティブな対話式ICT教材。国内では820の塾、170の学校に提供されている。小学校1年生から高校3年生までの国語、算数/数学、英語の学習をひとりひとりの習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返すことで定着を図る。初めて学習する分野でもで学習を進めることができる特長を生かして、学校や学習塾をはじめ、放課後等デイサービスなどにおいても活用が広がっているという。

 「すらら入試」は、学校が指定する一定期間に課した学習課題への生徒の取組み(プロセス)を評価する入試の仕組み。現在までに開星高等学校(島根県)、龍谷高等学(佐賀県)、山本学園高等学校(山形)が取り入れており、武蔵野大学附属千代田高等学院で4校目となる。

 武蔵野大学附属千代田高等学院の荒木貴之校長は「入試日だけで行われるペーパーテストでは、中学生が持続して学習に取り組む姿勢を評価することができなかった。長期に渡ってeラーニングをコントロールできる生徒は、必ず伸びていく」と、すらら入試のメリットを語った。

《田邊良恵》

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