点数アップと志望校合格にこだわる個別指導学院「フリーステップ」

 保護者満足度で表彰する「イード・アワード2019 塾」では2018年に続き2年連続で中学生/個別指導「受験・進学情報充実の塾」No.1を受賞した。成学社の永井博社長に「フリーステップ」の特長について聞いた。

教育・受験 中学生
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成学社の永井博社長
成学社の永井博社長 全 7 枚 拡大写真
 開成教育グループ(成学社)の「個別指導学院フリーステップ」は1990年の指導開始以来30年の歴史をもつ個別指導塾で、小学生・中学生・高校生を対象に大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・徳島・東京・埼玉で展開。保護者満足度で表彰する「イード・アワード2019 塾」では2018年に続き2年連続で中学生/個別指導「受験・進学情報充実の塾」No.1を受賞した。成学社の永井博社長に「フリーステップ」の特長について聞いた。

資料とイベントで受験・進学情報を提供



--「受験・進学情報充実の塾」No.1おめでとうございます。2年連続のご受賞となりましたが、どのように情報をご提供されていますでしょうか。

 ありがとうございます。受賞についてはたいへん嬉しく思っています。

 情報提供についておもには、小中高別に、受験情報誌を年3回発行しています。さらに中学生は関東・関西を分けており、全部で12種類になります。今年もすでに各カテゴリーでvol.1を発行しました。また、親子参加の入試情報に関する説明会イベントも実施しています。

資料について説明する永井博社長
資料について説明する永井博社長

 開成教育グループとして、秋に開催する中学入試・高校入試のイベントには、約4,500人にご来場いただきました。イベントでは学校ごとの説明ブースや入試傾向分析についてのセミナーを実施しますが、関西では最大規模の進学イベントとなります。

 2011年から関東にも小中高生対象のフリーステップの教室を開設し、現在36教室展開しており、関東でのイベントも充実させているところです。

 また今回は中学で賞をいただきましたが、大学受験情報にも注力しています。特に関西の難関・準難関大学である関関同立産近甲龍の問題を徹底分析して資料を制作し、毎年夏に「関西8大学大研究」という大学入試説明会を開催しています。2019年7月には、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学のほか、東京の上智大学、東京理科大学、明治大学、立教大学、法政大学にも参加いただき、2,400人もの方々にご来場いただきました。高校の先生も60名ほどいらしてくださいました。

 これらの活動により、個別指導学院フリーステップに通う生徒だけで国公立大228名、関関同立745名の合格を勝ち取る結果となりました(2019年度入試)。個別指導のブランド単独での実績を出しているのは珍しく、あまり他ではお見受けしたことはありません。

年3回発行する進学情報マガジンと関西8大学大研究
年3回発行する進学情報マガジンと関西8大学大研究

生徒たちの自立的な取組みのきっかけ作り



--資料だけでなく、イベントによる情報提供にも注力されているのですね。

 フリーステップには、特定の難関校を目指す生徒さんばかりではなく、幅広い学力の多様な生徒さんが通われています。そうした生徒さんたちの“きっかけ”作りになればよいと考え、さまざまなイベントを実施しています。

 子どもたちは、さまざまなことをきっかけに学習に対する意欲をもちます。一度のイベントでそのきっかけを見つけられる生徒さんは少ないかもしれませんが、さまざまなイベントの開催を重ねていくことで、多くの生徒さんにきっかけを掴む機会を提供し、それが生徒さんたちの自立的な取組みにつながればよい。そうした機会を提供できる塾が良い塾だと考えて取り組んでいます。

 そのために、入試説明会に限らず、勉強合宿、オプション授業など、多くのイベントを企画し、開催しています。それらの機会を通じて、生徒さんたちが「頑張ろう」と思うきっかけを提供できたら嬉しく思います。

--ご自身の経験が生かされているのでしょうか。

 自分は中3になるときに、親の勧めで通塾を始めました。最初はあまり気が進まなかったのですが、英語の太田先生との出会いがきっかけで、塾が気に入り、結局大学受験までの4年間、その塾に通いました。

 大学1年生になったときに、太田先生が塾を開いたことを聞き、開業2週間ほどたったころ、先生に会いに行ったのです。当時はマンションの2部屋だけの小さな塾で、人手もなかったので、自然とお手伝いするようになりました。実はこの太田先生が、成学社創業者で現会長の太田明弘先生で、この塾が今では26,000名を超える生徒さんが通う開成教育グループとなりました。つまり、中学生のときに出会い、大学生になって再会した太田先生がきっかけを与えてくださり、今の自分があるというわけです。

個別・集団別に最適化した教材と指導



--そうしたご経験を大切にされているのですね。ところで、開成教育グループでは集団授業も行っていますが、個別のフリーステップとの連携は取られているのでしょうか。

 開成教育セミナーは、もともとクラス(集団)指導から始まっています。集団はおもに地域のトップ高などをクラスの皆で目指そうという生徒さんたちが通われています。一方で個別は生徒さんごとに個別最適化した、それぞれの希望に合った指導をするわけです。

 生徒さんのニーズが異なると、指導も異なります。「良い」先生、「良い」授業、「良い」教材、「良い」テストなど、「良い」とされる基準は集団指導と個別指導で違うため、教材も指導方法もそれぞれ独自に開発しています。

 一方で、進学情報や相談会など、共通の部分は連携して行っています。

点数アップに強い塾・大学受験に強い塾



--フリーステップの特長は何でしょうか。

 「点数アップに強い」「大学受験に強い」がフリーステップの2つの特長です。生徒さんたちの定期テストの成績を把握し、点数アップさせることが大きな強みです。

 点数アップした中学生については、新聞の折り込み広告にも実名、学校名、教室名と写真を掲載しています。もちろん了承が得られた生徒さんに限られますので、点数アップした全員を掲載しているわけではありませんが、直近の1年間で5,600名ほどの生徒さんをご紹介させていただきました。

 特に高校入試において内申点は重要です。ほとんどの中学生が定期テストの点数アップを目標にしていますので、そのニーズに合わせた指導を行っているというわけです。

 大学入試に関しては、難関校の合格実績の名簿を掲載しています。実は個別指導では合格実績はあまり関係ないとおっしゃる塾関係者の方も多くいらっしゃいますが、フリーステップでは点数アップして、志望校合格することを重視しているため、このようなリアルな情報発信を行っています。

 「個別指導塾はどこも同じ」と思われがちですが、フリーステップは「点数アップ」と「志望校合格」にこだわることで差別化をはかり、合格実績を公表し、そのための仕組みも明確にしています。

 また講師の教育にもたいへん注力しています。半年に一度大きな研修を行い、指導法だけでなく、日頃の態度から服装まで、社会人としての心得もしっかりと身に付けてもらうようにしています。

フリーステップで初代責任者も務めた成学社の永井博社長
フリーステップで初代責任者も務めた成学社の永井博社長

理解を深める独自の授業スタイル



--授業スタイルについて教えてください。

 フリーステップの指導スタイルは講師1:生徒2で、「演習」と「解説」を交互に行うことで効率よい授業を実現しています。またこの授業では、○×だけではなく、入試や定期テストなどの生徒の目標から逆算してカリキュラムを立てる「逆算型」授業開始時に学習する内容と目標を宣言しその日に行うべきことを明確にする「宣言型」大切なポイントについて講師が生徒に質問(発問)し対話を通してその理解度の確認とフォローを行う「発問型」の授業で理解を深めています。

 これにより、発展的な問題にも対応できる力が身に付き、記述式問題など今後予定されている大学入試改革にも対応できるようになります。こうした授業は、大学入試改革に合わせて開発したものではなく、現場の先生方の発案によりこれまで実践してきたものです。

点数アップし、志望校合格へ



--点数アップシステム「S-CUBE」とは何ですか。

 フリーステップの指導方法の特色として点数アップシステム「S-CUBE(エスキューブ)」があります。3つのSで成果を約束するというもので「Simulation:目標試験で目標点数を取るための学習プラン」「Score make:目標点数までの進捗管理と成果の見える化」「Support:自分で問題解決できるようになるまでの支援」で構成されます。個別指導学院フリーステップの教育技術研究所では、生徒さんたちの膨大なデータを分析し、常に教育の「質」を高める研究を行っています。これにより、点数アップし志望校合格に導いていくわけです。

点数アップシステム「S-CUBE」Simulation
点数アップシステム「S-CUBE」Simulation
(出典:個別指導学院フリーステップホームページ)

点数アップシステム「S-CUBE」Score make
点数アップシステム「S-CUBE」Score make
(出典:個別指導学院フリーステップホームページ)

点数アップシステム「S-CUBE」Support
点数アップシステム「S-CUBE」Support
(出典:個別指導学院フリーステップホームページ)

--入試直前に行う点数アップのための特別なイベントがあるそうですね。

 大学入試対策になりますが、入試直前期の12月に、「関関同立英語答案作成練習会」を、実際の入試会場と同じ関関同立の各大学キャンパスで実施しています。

 私立大学定員厳格化により、関関同立はますます難化しており、これを突破するためにはより入試に適応した戦略をとる必要があり、特に英語がその鍵を握っています。そこで、各大学の出題傾向や形式を分析し、効率的に得点するための時間配分と解答順序を見つけ、入試までにやるべき対策を明確にしていきます。これにより、“たった1日で参加者の平均得点10%が上がる”イベントになっています。

--塾選びをされている生徒や保護者に向けてメッセージをお願いします。

 私たちは「個別指導塾はどこも同じ」という言葉とずっと戦ってきました。そのなかで、フリーステップは「点数アップ」と「志望校合格」という明確な結果を出すことを目的に長年取り組んできたという自負があります。この特長については、今後も追求していきます。

 また、英語や数学などの教科指導に力を入れていくことはもちろんですが、本当はそれ以上に生徒さんたちには、受験勉強を通じて、社会で活躍できる人間に育ってほしいと考えています。基礎学力は大切ですが、「努力をすれば夢がかなうと知る」「時には我慢が大事だということを知る」そして「目標を簡単にはあきらめない」よう成長していただきたい。さらに、自立する心、感謝する心を身に付けていただけるよう、スタッフ一同、努力して参まいります。

--ありがとうございました。

 生徒たちの学校での成績も把握し定期テストの点数アップにこだわり、資料、イベントで丁寧に情報提供することで、多様な生徒たちを志望校合格に導いてきたフリーステップ。充実した進学情報だけでなく、生徒たちの“きっかけ”作りとなる数々のイベントにも注目したい。

《田村麻里子》

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