リビング学習する小学生は7割以上、男女で違いも…宿題調査

 バンダイが実施した「小学生の宿題に関する意識調査」によると、約7割の小学生が「自宅のリビング・ダイニング」で宿題に取り組んでいることがわかった。学年が上がるにつれ、男子は「自宅のリビング・ダイニング」、女子は「自分の部屋」が増える傾向にあった。

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リビング学習する小学生は7割以上、男女で違いも…宿題調査
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 バンダイが実施した「小学生の宿題に関する意識調査」によると、約7割の小学生が「自宅のリビング・ダイニング」で宿題に取り組んでいることがわかった。学年が上がるにつれ、男子は「自宅のリビング・ダイニング」、女子は「自分の部屋」が増える傾向にあった。

 調査は小学1年生~6年生の子どもを持つ保護者600人を対象に、2019年12月6日~9日にインターネットで実施した。

 小学生に宿題の有無についての質問に、83.8%が「毎日宿題がある」、16.2%が「毎日ではないが宿題がある」と回答し、「宿題はない」と回答した子どもはいなかった

 好きな宿題・嫌いな宿題について、全体のトップ3は好きな宿題・嫌いな宿題で共通しており、ともに1位「算数の問題やプリント/算数ドリル」、2位「漢字練習や書き取り/漢字ドリル」、3位「教科書の音読」だった。

 男女別では「算数の問題やプリント/算数ドリル」を「好き」と回答した男子は33.3%、女子は16.0%と男女で2倍以上の差が見られた。一方、「教科書の音読」では、「好き」と回答した男子は11.0%、女子は19.7%、「漢字練習や書き取り/漢字ドリル」を「好き」と回答した男子は13.0%、女子は18.0%となり、男子は算数が好きな子が多く、女子は国語が好きな子が多い傾向にあることがわかった。ただ、好きな宿題・嫌いな宿題について「特になし」という回答がそれぞれ24.0%、23.0%とあることから、子どもたちは宿題を日課として捉えているようすが伺える。

 宿題に取り組む場所は、「自宅のリビング・ダイニング」が74.2%ともっとも多く、「自宅の本人の部屋」は12.7%、学童クラブ5.5%だった。低学年で「自分の部屋」で学習する男子は8.0%、女子は7.0%だが、高学年では男子14.0%、女子21.0%と男女ともに増えた。

 一方、「自宅のリビング・ダイニング」で学習する割合は、男子は低学年の71.0%から高学年では79.0%、女子は低学年の77.0%から高学年では67.0%となり、学年が上がるにつれ、男子は「自宅のリビング・ダイニング」、女子は「自分の部屋」が増える傾向にあることがわかった。

《勝田綾》

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