【高校受験2020】大阪府公立高入試<数学>講評…やや難化、証明が難しく
2020年3月11日(水)、令和2年度(2020年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムでは、成学社(開成教育グループ)の協力を得て、「数学」の講評を掲載する。
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リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「数学」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。
◆大阪府<数学>講評(開成教育グループ 提供)
<C問題> 昨年よりやや難化
大問1 数と式・関数 標準
大問2 平面図形 やや難
大問3 空間図形 やや難
<B問題> 昨年よりやや難化
大問1 数と式・関数 標準
大問2 1次関数 標準
大問3 平面図形 やや難
大問4 空間図形 やや難
C問題においては、傾向に大きな変化はなく、比較的取り組みやすい問題ではあった。ただし、一部複雑な問われ方をする出題があり、受験生にとっては難しく感じるものとなった。大問2の平面図形においては、過去にほとんど出題のない「平行四辺形であることの証明」が出題され、その過程で角が等しいことを示す経路が複雑なため、戸惑った受験生も多かったと予測される。また、大阪府の傾向の中では「円」の出題がなかったことも本年度の特徴といえる。大問1(8)は解法は平易ではあるが、答えとなる数値が複雑な値のため計算ミスなくできたか、差のついた問題といえる。
B問題においては、大問1・2は例年の中でも解きやすい問題であった。年度によっては、大問2の最後の小問に難度の高い問題が出題されることがあるが、本年度は易しかったといえる。大問3の平面図形では、過去さかのぼっても、B問題の中では証明が難しく、つまずいた受験生が多くいたことが予測される。
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このレポートは2020年3月12日(木)に開成教育グループが作成したもの。
協力:開成教育グループ
《編集部》
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