東京都「子供・子育て支援総合計画」第2期を策定

 東京都は2020年3月30日、「東京都子供・子育て支援総合計画(第2期)」を策定したと発表。改定のポイントは、「子供の最善の利益を念頭に施策を推進」「保育サービスおよび学童クラブのさらなる充実」「第1期中間見直し版から新規事業の追加」の3つ。

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東京都子供・子育て支援総合計画(第2期)の概要
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 東京都は2020年3月30日、「東京都子供・子育て支援総合計画(第2期)」を策定したと発表。改定のポイントは、「子供の最善の利益を念頭に施策を推進」「保育サービスおよび学童クラブのさらなる充実」「第1期中間見直し版から新規事業の追加」の3つ。

 「東京都子供・子育て支援総合計画」は、子ども・子育ての多様な取組みを推進することにより、安心して子どもを産み育てられ、すべての子どもたちが健やかに成長できる社会の実現を目指すもの。

 今回、2015年度から2019年度までの5年間を計画期間とする最初の計画に続き、2020年度から2024年度までの5年間を計画期間とする第2期を策定。2019年2月から12月の間、「東京都子供・子育て会議」において計7回にわたり実施した審議、および都の取組みに対する子どもの意見を聴くため、7つの学校で実施した出前授業が改定の検討経緯である。

 第2期では、東京都子どもへの虐待防止条例の制定や子どもの貧困対策推進法の改正を踏まえ、子どもを権利の主体として尊重することを明記。また、保育サービス利用児童数を2022年度までに4.2万人増学童クラブ登録児童数を2024年度までに1.6万人増を目指す。実施事業は、第一期中間見直し版(337事業)から45事業追加・19事業終了の363事業となる。

 計画の策定にあたっては、1月30日から2月28日までの期間において、「東京都子供・子育て支援総合計画(第2期)(案)」に関して、広く都民の意見を募集し、50件の意見が寄せられた。寄せられた意見と、それらに対する都の考え方を福祉保健局Webサイトで公表している。

《桑田あや》

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