7割以上がオンライン学習を希望、中学生と親の実態調査

 中学生と中学生の母親の7割以上が、今後のオンライン学習に利用意向があるということが、テスティーとMMD研究所の共同調査「オンライン授業に関する中学生とその親の実態調査」でわかった。

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今後もオンライン学習を継続したいか
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 中学生と中学生の母親の7割以上が、今後のオンライン学習に利用意向があるということが、テスティーとMMD研究所の共同調査「オンライン授業に関する中学生とその親の実態調査」でわかった。

 「オンライン授業に関する中学生とその親の実態調査」は、12歳から15歳の中学生男女400人と、中学生の子どもを持つ30歳から50歳の母親353人を対象に、2020年8月5日から10日の期間で実施された。

 まず、休校要請のあった3月2日から5月末までの学校の体制を聞いたところ、「休校していた」が95.9%となり、そのうち「休校が多かったが、登校もしていた」が54.7%ともっとも多かった。休校中の連絡方法については、「アプリで連絡」が58.0%ともっとも多く、次に「電話で連絡」が30.3%、「メールで連絡」が25.6%となった。

 オンライン授業については、中学生が92.7%、中学生の母親が91.8%とどちらも9割以上が知っていると回答。休校中に学校主催のオンライン授業を受けたかという問いには、中学生の51.8%、中学生の母親の54.1%が、「現在受けている」もしくは「以前受けていたが、今は受けていない」と回答している。また、学校主催のオンライン授業で利用しているサービスは、「Zoom」が33.0%ともっとも多く、ついで「スタディサプリ」22.8%、「Classi」13.4%となった。

 学校主催または学習塾主催のオンライン授業を現在も利用していると回答した163人を対象に、今後のオンライン学習の利用意向を聞いたところ、中学生の75.0%、中学生の母親の79.7%が、「継続したい」「やや継続したい」と回答した。

 また、「9月入学」についての意見を聴取したところ、「受験のことを考えると9月にしてくれたほうが安心して受験勉強できる」といった賛成意見や、「9月入学になることで学年がズレる子たちに対して、どう対処していくのかが気になる」といった不安の声など、さまざまな意見があがった。

《海野由宇》

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