子どものけがや急な病気、応急手当の方法や相談窓口は?

 毎年9月9日は「救急の日」。2020年度の「救急医療週間」は、「救急の日」を含めた2020年9月6日から12日までとなっている。「子ども安全メール from 消費者庁」の最新号では、子どものけがや急な病気などに備えて、応急手当の方法や相談窓口を確認するよう呼びかけている。

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消費者庁「子どもの事故防止ハンドブック」
消費者庁「子どもの事故防止ハンドブック」 全 3 枚 拡大写真
 毎年9月9日は「救急の日」。2020年度の「救急医療週間」は、「救急の日」を含めた2020年9月6日から12日までとなっている。「子ども安全メール from 消費者庁」の最新号では、子どものけがや急な病気などに備えて、応急手当の方法や相談窓口を確認するよう呼びかけている。

 1982年(昭和57年)に定められた「救急の日」は、救急業務や救急医療についての正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることが目的。「子ども安全メール from 消費者庁」の最新号(2020年9月3日配信)では「救急医療週間」を前に、子どものけがや急な病気などに直面し、その対応に迷ったときのために、応急手当の方法や相談窓口などを紹介している。

 消費者庁のWebサイトで公開されている「子どもの事故防止ハンドブック」は、0歳から6歳までの子どもに、予期せず起こりやすい事故とその予防法、もしものときの対処法のポイントをまとめている。心肺蘇生法やAED、やけどをしてしまったとき、異物を飲み込み喉に詰まってしまったときなどの応急手当方法についても掲載している。「子どもの事故防止ハンドブック」は消費者庁のWebサイトにてダウンロードできる。

 厚生労働省による「こども医療でんわ相談(#8000)」では、夜間・休日の子どもの症状にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがよいのかなど判断に迷ったときに、小児科医師・看護師に電話で相談できる。全国同一の短縮番号(#8000)をプッシュすることで、住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送され、子どもの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などについて小児科医師や看護師がアドバイスする。

 日本中毒情報センターの電話相談窓口「中毒110番」は、家庭用品(乾燥剤、化粧品、たばこなど)、医薬品、動植物の毒などによる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限定して情報提供している。一般からの相談については、情報提供料無料。また、Webサイトでは、実際に起こっている中毒事故例や中毒事故発生時の対応などを掲載している。

 「子ども安全メール from 消費者庁」は、消費者庁が毎週木曜日に配信しているメール配信サービス。おもに、0歳から小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を発信している。登録は消費者庁のWebサイトより受け付けている。

《外岡紘代》

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