全国交通事故多発交差点マップ、最新版公表…日本損保協会
日本損害保険協会は2020年9月21日から始まる「秋の全国交通安全運動」に先立って、最新の2019年データをもとに作成した「全国交通事故多発交差点マップ」を公表した。都道府県ごとに人身事故が多発した交差点の特徴や事故の状況、要因・予防方策などを紹介している。
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日本損害保険協会によると、2019年中の人身事故の54.9%は交差点とその付近で発生しているという。「全国交通事故多発交差点マップ」は、日本損害保険協会と全国の地方新聞社が連携し、2019年中に人身事故が多発した交差点について、47都道府県のデータを調査・集約したもの。2008年度より毎年公表している。
「全国交通事故多発交差点マップ」では、都道府県ごとに人身事故が多発した交差点の特徴や事故の状況、要因・予防方策などを紹介。その交差点を日常的に利用する人だけでなく、普段利用していない人にも役立つ情報を掲載している。地図メーカーのカーナビデータにも事故多発交差点の情報として採用されており、ドライバーへの直接的な注意喚起にも活用されている。交通事故の低減について多くの人たちに考えてもらう際のヒントとして、また事故防止に向けて交差点の改良する際の参考資料として、過去のデータとあわせて幅広く活用してほしいという。
2019年の人身事故件数全国ワースト1の交差点は、大阪府「難波交差点」。「全国交通事故多発交差点マップ」によると、付近は繁華街であることから自転車や歩行者の通行が多い。「追突事故」や「左折事故」が多く、「追突事故」の予防方策として信号待ちからの発進時や進行時において、前方の安全確認を徹底するとともに、前車が停車してもぶつからない安全な車間距離を保持するよう努めること。「左折事故」の予防方策は、交差点を左折する際に横断歩道上を横断してくる自転車などの安全確認を徹底することをあげている。
「全国交通事故多発交差点マップ」は、日本損害保険協会のWebサイトで公開されている。過去の「全国交通事故多発交差点マップ」も閲覧できる。
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