書き損じはがきで途上国を支援するキャンペーン3/31まで
「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、書き損じや未使用のはがきおよび切手を集め、貧困が加速する途上国の教育支援活動などに生かす「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」を2020年12月26日より2021年3月31日まで実施している。
生活・健康
小学生
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ユニセフ(国連児童基金)とILO(国際労働機関)が共同発表した報告書によると、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、2000年以降に9,400万人減少していた児童労働が増加の危機にあるという。また、2020年12月に公表された「児童労働白書2020」は、増加の大きな要因として、コロナ禍による家計の貧困化を挙げ、子どもの長時間労働化や環境悪化が懸念されるとしている。
「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、基本的な読み書きや計算などの教育、料理に伴う危険とミスを理由とした雇い主の暴力防止に繋がる家事などに必要な知識の習得を支援。少女の親や地域住民への意識啓発、行政への政策提言なども行い、児童労働のない社会を目指して活動している。
「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」では、書き損じはがきや不要になったはがきなどを日本全国から集め、33万人以上とされるバングラデシュで児童労働に従事している少女たちの支援活動などに役立てる。2019年度は65万枚のはがきが全国から集まり、2020年度の目標は70万枚。はがき10枚(約400円)が読み書きの授業1回分、25枚(約1,000円)が料理教室1回分に相当する。
対象は、未投函の郵便(官製)はがきやかもめーる、書き損じた年賀はがき、過去の余った年賀はがき、および切手で、私製はがきと投函済みはがきは含まない。参加は郵送で受け付けている。
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