【高校受験2021】愛知県公立高入試・Bグループ<理科>講評…記述解答形式の問題が出題

 2021年3月10日(水)、2021年度(令和3年度)愛知県公立高等学校入学者選抜Bグループの学力検査が実施された。リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2021】愛知県公立高入試・Bグループ<理科>講評
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 2021年3月10日(水)、2021年度(令和3年度)愛知県公立高等学校入学者選抜Bグループの学力検査が実施された。2021年2月24日に発表された出願倍率(Bグループ)は、豊田西1.63倍、時習館(普通)1.51倍など。

 リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

愛知県公立高入試 Bグループ
<理科>講評(京進 提供)



大問1 季節と太陽(地学)、酸・アルカリとイオン(化学)〔やや易〕
大問2 だ液のはたらき(生物)〔やや易〕
大問3 物質の溶け方(化学)〔標準〕
大問4 電流と発熱(物理)〔やや難〕
大問5 地震(地学)〔標準〕
大問6 力学的エネルギーの保存(物理)、遺伝の規則性(生物)〔標準〕

 6題の大問構成、20問の小問数は昨年と同様。
 記号選択問題が大部分を占めるが、正解を出すためには、選択肢の吟味や計算が必要なものがあり、知識だけでなく思考力も必要な問題となっている。例年出題があった化学式・化学反応式は出題されなかったが、今後も注意が必要である。ここ数年出題がなかった記述解答形式の問題が1問出題された。

 大問3のグラフ作成の問題は電流値、抵抗値、電力、水の質量、経過時間といった様々な数値を考慮しなければならず、手間取った受験生が多かったのではないだろうか。大問6のエネルギーに関する問題も単元の深い理解が必要なもので、物理分野で難度が高くなる傾向がある。ほとんどの大問で「実験・観察とその結果」が説明文や会話文で与えられるので、文章を正確に読み取る力と情報を整理する力も必要である。

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 このレポートは2021年3月10日(水)に、速報として京進により作成されたもの。

 京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づくオリジナル学習法であるリーチングメソッドは、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進

《編集部》

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