新型コロナの影響で中退「約7人に1人」
中退者のうち約7人に1人が新型コロナウイルスの影響で中退をしていたことが、ジェイックが2021年3月24日に発表した調査結果より明らかになった。
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企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する、ジェイックは、中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ」の受講生に対して中退に関する新型コロナウイルスの影響を問うアンケートを実施。調査は2020年10月28日から2021年3月3日に、196名が回答した。
「セカンドカレッジ」は大学等の中退者向けに、研修から集団面接までを無料で提供するサービス。アンケートの結果、「新型コロナウイルスがなければ、中退をしていなかった」と答えた割合は14.5%だった。中退者のうち約7人に1人が新型コロナウイルスの影響で中退をしていた。
文部科学省が2021年2月16日に公表した内容によると、2020年4月から12月までの中退の状況を調査した結果、中退した学生は2万8,647人、このうち新型コロナウイルスの影響とわかっている人は1,367人(中退者全体の約4.8%)だった。
新型コロナウイルスの影響により、中退した人の理由は「アルバイト収入が減り、学費を補うことが困難になった」「全授業がオンラインとなり、ネット環境すら整っていなかったことも含め、授業についていけなくなった」等の理由があげられていた。
「セカンドカレッジ」は、新型コロナウイルスの影響で中退、中退を検討する大学生が急増していることから、コロナウイルスの影響による中退者や中退検討者専用の相談窓口「コロナ中退119番」を2020年5月に設置した。
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