東大理三「現役合格」83.7%…過去10年で最高

 河合塾が発信する東大入試・受験対策情報サイト「東大塾」は2021年4月16日、東京大学の「現役生占有率の推移」を公表した。2021年の理科三類の現役生占有率は83.7%と、過去10年でもっとも高かったことがわかった。

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東京大学 現役生占有率の推移
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 河合塾が発信する東大入試・受験対策情報サイト「東大塾」は2021年4月16日、東京大学の「現役生占有率の推移」を公表した。2021年の理科三類の現役生占有率は83.7%と、過去10年でもっとも高かったことがわかった。

 河合塾 東大塾は、2022年4月入学予定者向けに東大入試の仕組みや入試の実態、今後の予想などをまとめた「東京大学入試情報2022」を公表している。今回は、「合格者数・志願者数・倍率の推移」「現役生占有率の推移」「第1段階選抜ラインの推移」「合格最低点・平均点の推移」を掲載した。

 合格者数・志願者数・倍率の推移は、2012~2021年の10年間の推移をまとめたもの。募集人員は、2012~2015年の2,963人から、2016年以降に3,060人へ増加。志願者数は、2018年の9,854人、2019年の9,668人、2020年の9,432人、2021年の9,356人と、2018年から減少傾向にある。倍率は2012年から2021年の10年間で3.0~3.3倍と安定している。

 現役生占有率の推移(2012~2021年の10年間)は、上昇傾向にあるが、文類・理類、さらには科類ごとに大きく傾向が異なる。文科一類は、2018年以降70%台で推移。理科三類は、2021年の83.7%がもっとも高く、2020年の69.1%がもっとも低かった。

 河合塾 東大塾は今後、2022年4月入学予定者向け「東京大学入試情報2022」として、6月に東京大学の偏差値や、入試結果分析2021、ボーダーラインの推移などを掲載予定。

《工藤めぐみ》

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