東京都、学生向け「教職課程ハンドブック」最新版を公表

 東京都教育委員会は2021年5月17日、2021年度(令和3年度)東京都教職課程学生ハンドブックを公表した。東京都の公立学校教員を目指す学生に向けて、現場で活躍する若手教員の声、学校生活のようす、大学で学んでほしいこと等を紹介している。

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「令和3年度東京都教職課程学生ハンドブック」表紙
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 東京都教育委員会は2021年5月17日、2021年度(令和3年度)東京都教職課程学生ハンドブックを公表した。東京都の公立学校教員を目指す学生に向けて、現場で活躍する若手教員の声、学校生活のようす、大学で学んでほしいこと等を紹介している。

 東京都教育委員会は、小学校教師の資質・能力を計画的に高めるため、大学による養成課程と教育委員会の採用後の育成を一体のものととらえ、2010年に「小学校教職課程カリキュラムについて」と「小学校教職課程カリキュラムについて(解説編)」を公表。2017年には、全校種の教職課程に対応した「東京都教職課程カリキュラム」を策定している。

 「東京都教職課程学生ハンドブック」は、東京都の公立学校教員を目指す学生に向けて、教職の魅力や東京都の教育の特色、採用段階で身に付けておいてほしい力等を理解してもらうことを目的に作成しているもの。毎年、内容を更新しており、2021年度版を公表した。

 「若手の先生に聞きました」「東京都の学校の生活」「教員になりたいと思っている人に学んでほしいこと」「これから東京都の教員を目指す皆さんへ」の4部構成。「若手の先生に聞きました」には、東京都の公立学校で実際に活躍している4人の先生が登場。教職の魅力ややりがい等をインタビュー形式で伝えている。

 「東京都の学校の生活」では、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の学校種別に1日の流れ、1年間の学校経営や学校行事等を紹介している。「教員になりたいと思っている人に学んでほしいこと」では、教員として必要な教養やコミュニケーション能力、授業力、情報教育や英語教育の推進等について解説。「これから東京都の教員を目指す皆さんへ」には、東京都の採用選考スケジュールや教員の給与・勤務条件等を記載している。

 東京都教育委員会では、ハンドブックを身近に置いて、東京都の教員を目指す学生のさまざまな学びの場で活用してほしいとしている。ハンドブックは、東京都教育委員会Webサイトからダウンロードできる。

《奥山直美》

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