【高校野球2021夏】バーチャル高校野球で地方大会中継

 朝日新聞社と朝日放送テレビは2021年7月2日、「バーチャル高校野球」において、地方大会全試合中継を目指す新たなプロジェクトを始動すると発表した。第103回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)では、地方大会の約6割となる2,400試合以上を中継する。

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第103回全国高校野球選手権大会 バーチャル高校野球
第103回全国高校野球選手権大会 バーチャル高校野球 全 3 枚 拡大写真
 朝日新聞社と朝日放送テレビは2021年7月2日、「バーチャル高校野球」において、地方大会全試合中継を目指す新たなプロジェクトを始動すると発表した。第103回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)では、地方大会の約6割となる2,400試合以上を中継する。

 新たに始動するプロジェクトは、運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」内の「バーチャル高校野球」で、KDDIの協力のもと地方球場の通信ネットワークを整備することにより、地方大会全試合中継を目指す取組み。コロナ禍においても安心して球児たちを応援できる環境を構築し、より多くのファンに高校野球を楽しんでもらうことで、競技・大会の普及発展を目指す。

 初年度となる第103回全国高校野球選手権大会では、6月28日の南北海道大会函館支部予選を皮切りに、地方大会の約6割となる2,400試合以上をライブ中継する。各都道府県で開催される全49地方大会の準決勝以降を届けるが、このうち、埼玉、千葉、京都、大阪等の29大会は全試合をライブで提供する。

 ライブ中継以外にも、全49地方大会決勝のハイライト動画が視聴でき、地方大会は全試合をイニングごとに速報。各地方大会の映像を見逃し配信として新たに販売開始する。これにより、ライブ中継を見逃した場合でも観たい試合を視聴できるようになる。価格は、試合ごとが1,960円(税込)、高校野球全試合が4,900円(税込)。

 また、第25回となる2021年の全国高等学校女子硬式野球選手権大会についても、3回戦(ベスト16)以降をライブ中継。史上初の甲子園開催となる決勝戦もライブで提供する。

 「バーチャル高校野球」は、高校野球を動画やニュースでいつでもどこでも楽しめるサービスとして、2015年に朝日新聞社と旧朝日放送(現朝日放送グループホールディングス)が共同で開始。全国高校野球選手権大会をはじめ、国民体育大会の特別競技である高校野球競技(硬式)や明治神宮野球大会等のライブ中継を中心にコンテンツを拡大している。

 スポーツブルは、スマートフォンアプリやWebにより無料で利用できる。スマートフォンアプリでは、短尺の競技映像を大迫力の縦型動画で楽しめる「スーパープレイ動画」等の機能もある。

《奥山直美》

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