紙の本で読書する人が減少…認知機能等への影響は?
国立青少年教育振興機構 青少年教育研究センターは2021年8月11日、子供の頃の読書活動の効果に関する調査結果を公開。読書のツールに関係なく、読書をしている人は、していない人と比べて意識・非認知能力、認知機能が高いことがわかった。
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子供の頃の読み聞かせや読書活動の実態、読書活動が大人になった現在の意識・非認知能力に与える影響、読書活動を形成する要因について、全国の20~60代の男女5,000名を対象にインターネット調査を実施。また、子供の頃の読書活動と認知機能との関連について、大学生を対象に分析を行なった。
今回の調査結果として、読書のツールに関係なく、読書をしている人はしていない人と比べて意識・非認知能力、認知機能が高く、子供の頃の読書量が多い人ほど、成人してからの読書の習慣がついていることがわかった。また、紙媒体の本を読まなくなった人は、年代に関わらず増加の一途を辿っている。一方で、スマートデバイスを用いて読書する割合が増加していることも明らかとなった。
1か月に読む本(紙媒体)の量を経年比較すると、「0冊」と回答した人の割合は、年代に関係なく2013年に28.1%であったものの、2018年には49.8%と増加している。特に割合が増加した年代は20代で、2018年に「0冊」と回答した割合がもっとも多い年代は30代(54.4%)であった。
一方、1か月に読む電子書籍の量を経年比較すると、「1冊」以上と回答した割合は、2013年に8.5%だったものの、2018年には19.7%と増加している。年代に関係なく1日あたり15分以上、スマートデバイスを利用した読書時間を設けている人が増えていることもわかった。
読書の媒体による意識・非認知能力の高さの違いを調査すると、紙媒体の本で読書している人の意識・非認知能力がもっとも高いことがわかった。意識・非認知能力として調査したのは、自己理解力、批判的思考力、主体的行動力の3つの能力で、普段、紙媒体・スマートデバイス・パソコン・パソコンとスマートデバイスのそれぞれを利用して読書している人と読書時間が少ない人の意識・非認知能力の違いを検証。もっとも能力の値が高かったのは、紙媒体を中心に読書を行う人、ついで値が高かったのはパソコンとスマートデバイスを中心に読書する人であった。
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