文科省、新学期に向けコロナ対策の徹底要請
文部科学省は2021年8月20日、小中高校等における新学期に向けた新型コロナウイルス感染症対策の徹底等について、各教育委員等に要請した。マスクの着用や換気等の基本的な感染症対策や、教職員の感染症対策およびメンタルヘルス対策等についてまとめている。
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
今回、文部科学省が発出した通知では、新学期を迎えるにあたり、新型コロナウイルス感染症対策について留意すべき事項をまとめ、対策の徹底を要請している。
基本的な感染症対策については、マスクの着用方法によって飛沫の捕集効果に違いが生じることから、正しい方法で着用することが重要であるとし、さらに、一般的なマスクでは、不織布マスクがもっとも高い効果を持ち、ついで布マスク、ウレタンマスクの順に効果があるとされていることを踏まえ、このことを保護者に適宜情報提供することを求めた。
また、密閉を回避するため、気候上可能な限り、常時換気に努めることとし、十分な換気ができているか確認するためには、換気の指標として、学校薬剤師等の支援を得つつ、モニターにより二酸化炭素濃度を計測することが考えられるとした。なお、エアコンは室内の空気を循環しているだけで、室内の空気と外気の入れ替えを行っていないことから、エアコン使用時においても換気を行うこと。
教職員の感染症対策として、職員室等における勤務については、可能な限り間隔を確保(おおむね1~2m)することとし、十分なスペースを確保できない場合は、空き教室を活用して学校内で分散勤務をすることも促している。
この他、学校関係者における新型コロナウイルス感染症の感染状況や児童生徒のおもな相談窓口一覧、高校等における抗原簡易キットの活用の手引き等も掲載。通知資料は、文部科学省Webサイト内「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について」ページにて確認できる。
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