司法試験2021、合格者は1,421人…前年比29人減

 法務省は2021年9月7日午後4時、令和3年(2021年)司法試験の合格発表を行った。最終合格者数は1,421人で、2020年の1,450人と比べて29人減少した。受験者数3,424人に対する合格率は41.50%だった。

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 法務省は2021年9月7日午後4時、令和3年(2021年)司法試験の合格発表を行った。最終合格者数は1,421人で、2020年の1,450人と比べて29人減少した。受験者数3,424人に対する合格率は41.50%だった。

 2021年司法試験は、論文式試験を2021年5月12日と13日、15日、短答式試験を5月16日に全国7か所で実施した。出願者は3,754人、受験者は3,424人、短答式試験の合格に必要な成績を得た者は2,672人、最終合格者は1,421人で、合格率(最終合格者数/受験者数)は41.50%であった。

 合格の基準は、論文式試験の各科目において、素点の25%点(公法系科目・刑事系科目は50点、民事系科目は75点、選択科目は25点)以上の成績を得た者のうち、短答式試験の得点と論文式試験の得点による総合評価の総合点755点以上の者。

 合格者を年齢別にみると、平均年齢が28.3歳、最高年齢が69歳、最低年齢が18歳。性別にみると、男性が1,026人(72.20%)、女性が395人(27.80%)。既修・未修別にみると、既修者法学部が763人、既修者非法学部が66人、未修者法学部が152人、未修者非法学部が66人。

 合格者の受験番号は、法務省のWebサイトに掲載。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、法務省および各試験地での掲示による発表は行わない。また、電話による合否に関する問合せには一切応じない。合格通知書兼成績通知書発送は9月16日、合格証書授与は9月下旬を予定している。

 法務省Webサイトでは、司法試験法科大学院等別合格者数等も掲載している。リセマムはこのあと、2021年司法試験の法科大学院別「合格者数」と「合格率」について公開する。

法科大学院別の合格者数&合格率

《奥山直美》

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