児童虐待防止…文科大臣「全国の子供たちへ」メッセージ

 11月の「児童虐待防止推進月間」を前に文部科学省の末松信介大臣は2021年10月26日、「全国の子供たちへ」と題したメッセージを発信した。虐待等で悩む児童らに1人で悩まず、周りの大人に相談するよう呼びかけるとともに、子供向け相談窓口を紹介している。

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文部科学大臣メッセージ「全国の子供たちへ」
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 11月の「児童虐待防止推進月間」を前に文部科学省の末松信介大臣は2021年10月26日、「全国の子供たちへ」と題したメッセージを発信した。虐待等で悩む児童らに1人で悩まず、周りの大人に相談するよう呼びかけるとともに、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」をはじめとした子供向け相談窓口を紹介している。

 厚生労働省では、児童虐待問題に対する社会的関心や理解を得られるよう、児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定めている。期間中は、児童虐待防止に関するさまざまな取組みを集中的に実施している。

 「全国の子供たちへ」と題したメッセージでは、「大人からたたかれたり、ひどいことを言われたりしていませんか」と子供たちに語りかけるとともに、自身や友達が困っていたら1人で悩まず、先生やスクールカウンセラー等の周りの大人に相談するよう呼びかけている。

 もし周りの大人に直接相談しにくいときには、24時間つながる通話料無料の児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」に電話してくださいと記している。「189」へかけると、居住地域の児童相談所につながり、虐待を専門的に見ている人が話を聞いてくれる。

 また、文部科学省Webサイトでは虐待をはじめ、さまざまな悩みや不安を相談できる電話・メール・SNSの相談窓口を用意していると説明。通話料無料の24時間子供SOSダイヤル「0120-0-78310(なやみ言おう)」等を紹介している。

《奥山直美》

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