ジェンダー学べるWebプログラム…世界子どもの日11/20

 ガールスカウト日本連盟は、小学生からジェンダーについて学べるオンラインプログラム「わたし と みんな」を公開。小学生1年生から大人まで、誰でも「ジェンダー(社会的な性差)にとらわれず、可能性を伸ばすことができる」ことを学べる。

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わたし と みんな
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 ガールスカウト日本連盟は、小学生からジェンダーについて学べるオンラインプログラム「わたし と みんな」を公開。小学生1年生から大人まで、誰でも「ジェンダー(社会的な性差)にとらわれず、可能性を伸ばすことができる」ことを学べる。

 1989年11月20日に国連総会で「子どもの権利条約」が採択され、子供はどんな理由によっても差別されることは許されないこととされている。子供は意見を自由に表現することができ、周囲の大人はそれを最大限尊重する必要がある。今回のオンラインプログラムでは、そのことを老若男女が学べるような内容となっている。

 日本社会では一見、男女平等が実現されているように思えても、幼いころからのさまざまな影響から、固定的性別役割分担意識を育んでしまっているという状況がある。この意識は男性にも女性にもあり、幼少期より長年にわたって無意識に形成されているもので、子供自身の意思をこのような無意識の固定観念により押さえ込まれることは避けなくてはならない。そのためには、幼少期から性別役割分担意識を押し付けないような環境整備が必要である。

 同プログラムは、コロナ禍だからこそ、場所を選ばず学びを深められるよう設定されたプログラムとなっている。動画を見たり、ワークシートに記入したりしながら、ジェンダー平等について子供と大人が一緒に考え、学べる機会作りとなる。

《高垣愛》

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