【大学受験2022】医学部入試の動向予測、一般受験生は難化傾向へ…MLPが分析

 MLPは2021年11月29日、2022年度医学部入試の動向予測および注意点を発表。昨今の医学部入試では地域枠が増加傾向にあることから、一般受験生にとっては実質的な定員削減にもなり難化傾向にあると分析している。

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 MLPは2021年11月29日、2022年度医学部入試の動向予測および注意点を発表。昨今の医学部入試では地域枠が増加傾向にあることから、一般受験生にとっては実質的な定員削減にもなり難化傾向にあると分析している。

 MLPによると、昨今の医学部入試では地域医療に従事する医師の養成を目的とし学生を募集・選抜する「地域枠」での入学が特徴的だという。文部科学省の調査結果においても、地域枠での入学者が卒業後もその大学がある県内に残り、地域医療に従事する可能性は一般入学者のそれを大きく上回っていることが実証済みであり、この流れは今後も拡大すると予想している。

 地域枠の拡大により、一般受験生は実質的な定員削減にもなり難化傾向にある。さらに近年では、学校推薦型・総合選抜型等を拡大する動きが多くの大学であるため一般選抜での募集人員は年々減少傾向にあり、今後もこの流れは続くと予想されるという。

 また、2021年度から大学入試センター試験に替わり共通テストが導入された。初年度の共通テストの平均点は、2020年度のセンター試験に比べて理系・文系ともに上昇。このことから、2年目の2022年度入試では難易度が上がり平均点は下がる可能性が高いとみる向きが多いという。

 こうした状況を踏まえ、2022年度入試では共通テストが難しくなるという前提で勉強することを注意すべき点としてあげている。そのうえで国公立医学部を目指すためには、共通テストで最低でも8割の得点を確実に取る必要があり、得意科目を作ることよりも苦手科目を作らないことに力点を置いた勉強が必須だという。

 今回、MLPが運営する医学部専門予備校「S3 Medical」は、都内近郊の高2・高3、既卒生を対象とした無料テスト会を12月26日に開催する。物理・化学・数学・英語と理系学部の2次試験にも利用する科目のテストで、当日は各科目90分(テスト60分、講師解説30分)で実施予定。参加申込はGoogleフォームて受け付けている。

◆S3 無料テスト会
日時:2021年12月26日(日)1教科目開始10:30~
会場:庄司ビル5階 ルームス水道橋店(東京都千代田区神田三崎町3-4-10庄司ビル5F)
対象:高2・高3、既卒生の医学部志望および東大・国公立(理系)志望者
申込方法:Googleフォームにて申し込む

《桑田あや》

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