【中学受験2022】入試本番直前!心構えとアドバイス…SAPIX、首都圏模試、四谷大塚、日能研

 過去の記事の中から、2022年の中学入試本番直前の受験生や保護者に向けた試験直前の心構えについてピックアップし、紹介する。

教育・受験 小学生
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 2022年2月1日、いよいよ東京・神奈川の私立中学校入学試験の解禁日を迎える。

 リセマムはこれまで、中学受験に向け取材を重ねてきた。そこで過去の記事の中から、2022年の中学入試本番直前の受験生や保護者に向けた試験直前の心構えについてピックアップし、紹介する。

SAPIX(サピックス)小学部
教育情報センター本部長
広野雅明氏



 広野氏は「【中学受験2022】超トップ校は横ばい、共学校の人気は二極化…SAPIX」の中で、受験の合否について、「1点2点の差で合否が決まります。合格したか残念だったか、結果のうえでは大きな差ですが、実力のうえで差がついているかというとそうではありません。当日の体調や、自分の実力が発揮しやすい問題、そうでない問題もあると思います。試験でできなくても後でやってみたら解けるとしたら、それは実力がついているということ。あくまでひとつの結果として、たまたまその試験時に一定のラインより上に来たか下に来たかというだけのことです」とアドバイス。

 そして、「第一志望に受かることが中学受験の成功ではありません。受かった学校でどんな6年間を過ごすか。第五志望の学校に進学した子で、6年後東大に合格したという話も毎年聞きます。(中略)大事なのは、そこに至るまでにいかに努力したかということ。結果よりも、どれだけ自分が成長したかということを大事にしてほしいと思います」とコメントをくれた。

首都圏模試センター取締役教育研究所長
北一成氏



 北氏は、「【中学受験2022】英語入試の解禁元年、受験者数は引き続き増加傾向…首都圏模試センター」のインタビューで、コロナ禍で受験準備を進めてきた小学6年生と保護者の状況を「コロナ禍と重なり大変だった受験準備期間を経て、思うように勉強が進まなかったり、時間が足りなかったりといった不安はすごく大きいと思います」とねぎらった。

 そして「でもそれは皆同じ。子供も保護者も焦らず、能天気過ぎるくらいの明るく前向きな気持ちで臨んでほしいですね。誰もが先のことが見通せないという状況下、2月1日に無事にたどり着けただけでも十分立派です。お子さんは大きく成長し、平常時の受験よりも一層の強さを身に付けているはずです。どうか自信をもって2022年の入試に臨んでください」とエールを送ってくれた。

四谷大塚 情報本部本部長 中学情報部
岩崎隆義氏



 岩崎氏は、「【中学受験2022】厳しい戦いは必至、情報発信の上手い学校に人気集まる…四谷大塚」のインタビューで、かつてかかわりのあったという親子の、次のようなエピソードを披露してくれた。「2月3日、本命校の合格発表へ向かい、人混みのなか掲示板を見に行った息子が、お母さんの元へ泣きながら戻ってきました。『お母さん、ごめん』と言いかけた我が子に対してお母さんはこう言ったそうです。『お母さんはどれだけあなたが努力してきたか知っているよ。あなたの努力がわからない学校は、こっちから願い下げよ。だから顔を上げて胸を張りなさい』と」。

 この時の生徒は中学高校を経て東大合格を果たしたそうだが、岩崎氏はその生徒に「(中学の)合格発表のときに母に言われたこの言葉を胸に6年間頑張ることができた」と、後に打ち明けられたという。岩崎氏は、「『結果ではなくプロセス』。言葉にしてしまえば簡単ですが、もし思い通りの結果にならなかったとしても、一番近くで見ていた親が『よく頑張った』というひとことを言えるかどうかが大事だと思うのです。どうか、受験本番を迎えるその日まで、子供が一生懸命頑張っている姿を褒めてください。お母さんは頑張っているあなたを見るだけで幸せよ、と伝えてほしいと思います」と保護者に向けてアドバイスをくれた。

日能研 常務取締役
茂呂真理子氏



 茂呂氏は、「【中学受験2022】後半日程もかなりの激戦、偏差値以外の尺度で学校を選ぶ傾向に拍車…日能研」で、昨年度の入試対応時に「私たち大人が考えている以上に、子供ってたくましく自分を育てていくことができる。子供たちはどんな状況であっても前を向いて入試に向かっていくことができる、そして入試中も強くしなやかなに自分を育てることができるんだな」と感じたという。

 そのうえで今年の受験生とその保護者に、次のようなコメントをくれた。「たとえ第6波が来たとしても(取材は2022年11月)、受験生たちはきっと自分の足で立って、しっかりと試験会場に向かっていけると思います。子供自身が中学受験をしようと決めて、行きたい学校を自分が決めて、そして迎えた受験本番。中学受験に挑むということは、まさに自分で将来を切り拓いていくということ。世界中が混乱に陥ったコロナ禍の中でも、受験することを自分で決めて、当日を迎えられたということは、それだけですごいことなんだと改めて思います。保護者の皆さんは、そんな子供の背中を温かく押してあげてほしいと思います」。

これまでの頑張りを信じてほしい



 コロナ禍で迎える入試は今年で2年目。とはいえ受験生とその保護者にとっては、何もかもが初めての経験だったに違いない。

 不安や葛藤も多かったことだろう。しかし、こうした状況下でも頑張り続けてきた子供の「12歳の挑戦と決断」を心から応援するとともに、これまで子供に伴走してきた保護者の皆様をねぎらいたい。

 多くの笑顔が咲くよう、祈っている。

《編集部》

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