赤本が恋人だった…教学社「受験川柳」結果発表

 「大学入試シリーズ」(通称・赤本)で知られる教学社は2022年2月15日、「受験川柳」の結果を発表した。応募総数3,692句から高校生特別賞は、「赤本が 恋人だった 午前2時」が選ばれた。

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高校生特別賞
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 「大学入試シリーズ」(通称・赤本)で知られる教学社は2022年2月15日、「受験川柳」の結果を発表した。応募総数3,692句から高校生特別賞は、「赤本が 恋人だった 午前2時」が選ばれた。

 「受験川柳」は今回で7回目。現役受験生、かつての受験生や受験生の家族等、さまざまな立場の人から、3,692句の作品が寄せられた。試験本番の緊張感や受験勉強の悲喜こもごもを表した句等、個性豊かな作品が集まり、その中から特に優れた7句を選定した。選者は、尾藤川柳氏(川柳家、女子美術大学特別招聘教授)と教学社。

 高校生特別賞は、「赤本が 恋人だった 午前2時」。作者の「みみずく 16歳」さんは、「日付けが変わってもずっといっしょにいてくれたのは、紛れもなく赤本でした。あのときは勉強が辛かったけれど、今は自分の努力をほめてあげたいと思っています」とコメントしている。中学生特別賞は、「制服は テストの日だけ 勝負服(さいしょくけんび 15歳)」。作者は、「コロナ禍で体操着通学が通常となって、制服を着るのはテストの日だけとなり、いつの間にか制服は私の勝負服となってしまいました」とコメント。

 その他、優秀賞として「難問に 心拍数が 爆上がり(黒ペン 15歳)」「赤本を 勝負マスクで 解いていく(たまのいわし)」「『頑張れ』の LINEをスクショ お守りに(おちび。)」「マスク跡 写真に残る 受験票(かばくんのかば 69歳)」「赤本を 手に取る私 賢そう?(綾 17歳)」が選ばれた。入賞者には、後日、賞品を進呈する。なお、第7回では「最優秀賞」の該当作品はなかった。

 引き続き、第8回「受験川柳」を募集している。内容は、受験にまつわるエピソードや受験への思いのこもった作品、楽しくユニークな作品、受験生を応援する作品等。応募資格は、現役の受験生だけはでなく、もうすぐ受験生やかつて受験生だった人、受験生の家族、先生等、あらゆる人が対象。応募数も制限はない。応募は特設サイトの投稿フォームから申し込む。応募締切は10月11日。中学校・高校での団体応募も歓迎しているという。詳細はWebサイトで確認できる。

◆第8回「受験川柳」募集
対象:受験生やかつて受験生だった人、受験生の家族、先生等、あらゆる人が対象
内容:受験にまつわるエピソードや受験への思いのこもった作品等
申込方法:Webサイトから申し込む
応募締切:2022年10月11日(火)

《田中志実》

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