辻義夫先生に聞く、新学期の学習環境見直しポイント&外付けモニター活用法

 BenQのアイケアモニターGWシリーズ最新製品「GW2485TC & GW2785TC」を子供の学習環境にどう取り入れたら良いのか。プロ家庭教師集団「名門指導会」副代表、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員の辻義夫先生に、探究学習活用のヒントとメリットについて聞いた。

教育・受験 小学生
プロ家庭教師集団「名門指導会」副代表、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員の辻義夫先生
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 BenQのアイケアモニターGWシリーズ最新製品「GW2485TC & GW2785TC」を子供の学習環境にどう取り入れたら良いのか。プロ家庭教師集団「名門指導会」副代表、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員として、子供たちの理科指導に携わる辻義夫先生に、家庭における探究学習のモニター活用のヒントとそのメリットについて聞いた。

新学期を迎える今、
学習環境の見直しを



--新学期、進級・進学をきっかけに家庭の学習環境を見直したいと思ったとき、まず何から手を付けると良いでしょうか。

 まずは目に触れるもの、手に取って触るものから見直すのが良いと思います。環境面でいうと部屋に閉じこもって勉強するよりは、親御さんの目に付くところ、家族と空間が共有できるところで勉強しましょうというアドバイスをしています。

 部屋に入ってしまうと、何をやっているかわからないのもそうですし、引き出しのおもちゃや棚のマンガが目に入るところにあったら気が散るのは当たり前。監視とまではいいませんが、ある程度人の目があるところの方が勉強には適していると思います。ただ、目の前にお子さんがいるとどうしても「ちゃんとやったの?」と気になりますよね。ついつい口を出してしまうという自覚が親御さんにもあるようでしたら、ダイニングテーブルで勉強をさせるのではなく、学習机をリビングの壁沿いに設置して、お子さんの手元や学習内容そのものはお母さんの目に入らないようにすることも一案です。他にも、個別指導教室を真似て、リビングの一角をパーテーションで区切り畳一畳くらいの半個室を再現した家庭もありました。各ご家庭の環境やお子さんの性格等、それぞれ状況が違うので、どの方法がベストかお子さんと話し合うことが必要だと思います。

 付け加えるなら、いろいろな種類の文房具で筆箱がいっぱいになっているような子ほど成績が悪いという法則があります(笑)。文房具に凝ったり、あれこれ揃えるのもそれはそれで楽しみなのですが、学校や塾のテストといったここ一番、というときは、最低限必要な文房具を揃えた「選抜メンバー」で臨むのが良いでしょう。それが気持ちの切り替えや意気込みにもつながるよと、と子供たちにもアドバイスをしています。

--それはすぐにでもできそうですね。

 お子さんの学習環境で大切なのは「いかに集中を邪魔しない環境を作れるかどうか」。「勉強するぞ!」という気合や意識だけを頼りに勉強を続けるのは大人でも難しいので、やはり目に入るもの、手に触れるものといった身近な環境から学習に取り組みやすく整えるよう、親御さんはアイデアを練ってほしいですね。

子供の視力は「見えてしまう」からこそ注意



--タブレット、スマホ、パソコン等のICT機器を子供が使う機会がどんどん増えています。親が一番気を付けたほうが良いことを教えてください

 親御さんが一番気になるのはやはり健康面ですよね。大人は長時間パソコンに向かっていると目が疲れてくるのでちょっと休もう、となりますが、子供の目はまだまだ成長途中なので、条件が悪くても見えてしまうんです。明るすぎる、暗すぎる画面でも平気で見続けてしまうので、子供自身が意識して見え方を調節するのはなかなか難しいと思います。学校の黒板もそうですが、目を細めて見ていることすら自覚していないので、気付いたときにはもうかなり視力が低下していたということもよくあります。

 デジタル画面のちらつきが気になって集中が途切れてしまう子もいれば、蛍光灯のチカチカが気になってしまう子もいるなど、子供によっても個人差があります。そのあたりも、ご自身のお子さんがどうなのかということをよく観察したり、お子さんに確認されると良いと思います。目の健康や、良い姿勢をキープするために、タブレットやパソコンを使うときは物理的にも距離を置かなければいけませんね。たとえばタブレットをスタンドに立てて画面に近づけないようにするとか、外付けのモニターを活用するとか。そういった外部ツールの力を借りることがとても有効だと今回「GW2785TC」を使用してあらためて思いました。

「GW2785TC」使用体験から「目の健康や、良い姿勢をキープするために外付けモニターの力を借りるのは有効」と語る辻先生。
モニターに掛けるライトも手元まで照らしてくれて机の場所も取らず便利

--子供って、気付けば暗い部屋で本を読んでいたり、画面に顔を近づけていたり。先ほどの学習環境同様、大人がよく観察して、助け舟を出さないといけないのですね。

 そうですね。たとえば、2022年度の中学入試が終わりましたが、ここ2年ほど、試験当日の満員電車を避けるために学校近隣のホテルに前泊する方が増えています。ホテルの照明は暗いことが多いので、電気スタンドを持参するか、またはホテルでレンタルするようにと私はアドバイスしています。前日に暗い部屋で勉強したら、いつも以上に目が疲れたり翌日のコンディションにも響きかねません。部屋の照明や、目に入るものの明るさは学習環境においてそのくらい大切ということを心得ておいてほしいと思います。

求められているのは探究型の学び



--ICT活用も進み、新学習指導要領となり、子供たちに必要な力を身に付けるための学びのひとつとして「探究学習」という言葉をよく聞くようになりました。どのような学習なのでしょうか。あらためて教えてください。

 「自分たちで課題を見つけて、その課題に対して情報を集めて分析して、結論付けて発表する、それらを先生ではなく子供たちが中心となってやっていこう」というのが探究学習です。夏休みの自由研究でやっているようなことをふだんの学びにも取り入れていこうといったイメージですね。

 私が関わる中学受験の現場からの視点でいうと、最近の中学受験の入試問題というのは「探究型の学びそのもの」である内容がほとんどです。御三家やいわゆる難関校では、その場で「探究」をしながら答えを導き出していく出題が顕著です。

 たとえばE学園の理科を例に挙げると、この学校は毎年必ず1テーマから出題されるのですが、今年のテーマは「豆苗」でした。豆苗を1本1本ほぐして、水を与えたもの、水を与えないものを比較する。〇日間水を与えなかったら苗の重さがどう変化していくかをグラフ化し、そこからわかることを読み取らせるといった内容です。

 ただ漫然と問題を解くのではなく、自分なりに考えながら、どうしてこの作業工程があるのかという出題者の意図をわかっていかないと合格点を取れない。「先生こんなのいいから解き方を教えてよ」「手っ取り早く結果を教えて」という子はそもそもスタートラインに立てないような問題になっているわけです。自分なりに物事を掘り下げて、興味をもって突き詰めて考えてほしい、そういう子に来てほしいという学校側のメッセージの現れですよね。

小学生から高校生まで「探究学習」は思考力を養い主体的な学びを促進するキーワードになっている

--「探究する力」こそが試されているのですね。

 「一問一答や知識をつけるような勉強は意味がないのですか?」とか、「思考力重視で知識量で勝負する時代じゃないんですよね?」といった保護者からのご相談もありますが、そう短絡的なことではありません。知識はあくまで前提です。知識が何もなかったら考える種がありませんからね。ただ同じ知識をつけるにしても、単純に名前や事柄を覚えるだけではなく、自分なりにその因果関係を考えながら覚える、仲間分けで覚える、名前の由来について調べてみる等、より深く考えることが探究学習につながっていくのです。

 暗記の方法にしても、ひたすら見て覚える、唱えながら覚える、書く、手を動かしながら覚える等、こうやって覚えたら効率よく覚えられるという自分の法則を見つけ出すというのも探究です。いろいろな部分で「探究」はキーワードになっていて、押し付けられる学び、やらなくちゃいけない学び、という意識から主体的な学びへと見方を変えるヒントになると僕は思っています。

外付けモニターを家庭の学びに活用する



--「探究」することが、さまざまな学びと重なっていくのですね。では、家庭での学習で外付けモニターをどのように活用すると良いかアイデアを教えてください。

 理科の学習においては、やはり大きなモニターの画面で詳しく確認できるというのが良いですよね。植物や花のつくりであるとか、ビジュアルが理解の助けとなるような単元に物の見やすさは何より欠かせませんからね。また、画面が見やすいということは情報の探しやすさにもつながります。たとえばタンポポについて調べるときに、知りたいのはタンポポの種類なのかロゼットのようすなのか目的に沿った調べ方をマスターするのはもちろん、大きな画面できちんと確認しながら情報を得るということは大切です。

 外付けモニターがあると、手元のパソコンとモニターで別の画面を写しながら作業ができるので、こちらでは資料を見ながらこちらでは作業できる、というように思考の流れが途切れることがありません。2つのモニターを使えるというのは、とても探究学習にも向いているなと思います。

「2つのモニターを使えると、思考の流れが途切れることがないので探究学習にも向いている」という辻先生

--オンライン授業への活用はどうでしょうか。

 資料を写したり、実際の授業を写したり、いろいろなパターンがあると思いますが、先生が板書をしながら行うようすをそのまま写すスタイルも多いでしょう。その場合、ある程度大きな画面のモニターがないとしんどいでしょうね。タブレットでは、小さな画面でさらに小さな板書の文字を見るわけですから、見づらいのはもちろん、画面に目が近くなるなど姿勢にも悪影響だと思います。

 また、オンライン授業では声の聞き取りやすさも重要です。画像は多少乱れていてもなんとか大丈夫ですが、音が聞こえないとかなり勉強の妨げになるというのはこの2年間でとてもよく耳にする話です。BenQのアイケアモニターは、内蔵マイクの性能もスピーカーの音質も良い。オンライン会議やセミナーのやりとりでも実際に使ってみましたが、とても聞きとりやすいと感じました。

BenQのアイケアモニターは縦型にもなるので、複数人でのオンライン授業やA3サイズの縦長の教材の表示にも有効

スピーカーの音質も、内蔵マイクの性能も◎

--お子さんとモニターを使う際のアドバイスはありますか。

 たとえば、家族旅行の候補先について一緒に調べたり、スーパーで買ってきた野菜の産地について調べたり。地図アプリを使えば世界のどこにでも降り立つこともできます。お子さんが小さいうちは、親が一緒に楽しみながら調べてあげると良いと思います。親子でコンテンツを共有したり、会話を広げたりするには、大きなモニターをリビングに置いて、いつでも家族が触れるようにしておくのが理想的です。

デジタル機器は「生き方を学ぶ」ためのツール



--保護者世代とは違うさまざまなスキルを小さいうちから身に付けることを求められているように感じます。外付けモニターを活用することでスキルアップの手助けになることを教えてください。

 これからの子供たちに必要なのは「思考力、判断力、表現力」と新学習指導要領でも示されていますが、つまるところ大切なのは「人としての総合力」だと思っています。「課題に対して問題意識をもって自分なりに調べて検証して結論を出す」。探究学習を通して身に付ける力というのは、何も勉強だけではなくて、人生のあらゆる場面で必要になってくることなのだと思います。

 人との会話においても、無意識で相手の心情を読み取ろうとしますよね。自分がこうしたら相手はどういう感情を抱くのかというのを、自分なりに仮説を立てて、それを検証して、結論を出す。どうしようかなと迷ったときに、こういう理由でこうしたらどうかと結論付けてやってみる。反応を見て検証しての繰り返しです。中学受験の勉強にしても、各教科で切り口が違うだけで実は同じことをやっているという感覚があります。理科は自然現象、社会では人の営み、算数では抽象概念と、それぞれで着目する部分は違いますが、疑問をもって自分なりに考えて結論を出すという過程は一緒なのです。

 周りと協力しながら何かをしなければならないとき、何かを成し遂げようと思ったときに必要になる力を培うというのが探究学習の究極の目標だと思います。そういった「生きていく力」を伸ばす中で、考えて、判断して、表現するための有効なツールとして、パソコンやタブレット、モニター等のデジタル機器を大いに活用してほしいと思います。

「大きなモニターをリビングに置いて、親子でコンテンツを共有すると会話が広がる」

--「探究学習の目的は、人や世の中を理解すること」その視点をもっていると、目先のテストや偏差値ではない、広い視野をもって学ぶ意義をとらえられる気がしますね。楽しく家庭で学習に取り組めるような環境をつくるために、保護者にアドバイスをお願いします。

 お子さんの学びに寄り添えるのも今だけだと思って、一緒に楽しめたらベストですね。もしお父さんお母さん自身が、勉強は楽しくないもの、苦しいものだという意識があるなら、そこは意識的にお子さんに伝えないようにする工夫は必要だと思います。親御さんが苦手だったからといってお子さんも苦手とは限らないし、親が成功した方法が子供にも有効とは限りません。お子さんを別個の人間として見ることを意識すると良いと思います。

 最近SNSやブログ等でお子さんの学習やテストの成績のことを載せて、まるで自分の手柄のように語る親御さんを見かけます。しかしあまりのめり込みすぎず、近視眼的になりすぎず、義務感にとらわれず、子供なんて失敗もして当たり前と大らかに構える気持ちでいてほしいと思います。

ここがおすすめ! BenQのアイケアモニター
GWシリーズ最新製品「GW2485TC & GW2785TC」



 探究的な学びのきっかけとして、学校や塾で習ったことを深堀りするためのツールとして、アイケアモニターを家庭の学習環境に取り入れるメリットはとても大きい。辻先生に実際にBenQのアイケアモニターGWシリーズ最新製品「GW2485TC & GW2785TC」をご試用いただいて、各種機能の活用方法とおすすめポイントを教えていただいた。

子供の目を守る、ブライトネスインテリジェンス(B.I./明るさ自動調節)機能


 多少条件が悪くても見えてしまう子供は、見え方や目の疲れに対しても無頓着。まわりの環境に合わせて自動で画面の明るさを調節してくれるブライトネスインテリジェンス(B.I.)機能が、そんな子供たちの目を守ってくれている。ブルーライトカットや画面のちらつきを抑えるフリッカーフリー機能が搭載で、オンライン授業などで長い時間画面を見続けたとしても疲れにくい仕様になっている。

細部まで見やすい「24インチ/27インチの大画面」


 探究学習や調べものなど、インターネットで情報を得る際も、画面が大きく見やすいと必然的に検索スキルの向上にもつながる。また、画像や映像も美しく植物の構造など、ビジュアルが理解の助けになるような理科の単元には大画面で細部まで確認できるモニターは必須。

複数の画面を表示できる「デイジーチェーン機能」


 手元で操作するパソコンと外付けモニターを併用することで、いちいち画面を切り替える必要がなく、複数の資料を俯瞰しながら作業することができる。思考の流れが途切れることなく、集中力の持続や生産性アップにつながる。

縦横、高さ調節が自由自在「エルゴノミクスデザイン」


 モニター本体を90度回転して縦型にすることができるので、資料などを縦に表示できるのも使い勝手が良い。塾などで使うA3サイズのテキストもそのまま表示できるのもメリットだ。

高性能「ノイズキャンセリングマイク内蔵」


 画面を通してのコミュニケーションやオンライン授業のときは、声が聞きとりやすいことは最も大事。内蔵のノイズキャンセリングマイクは周囲の音を取り除き、騒がしい環境でも声がクリアに聞こえる。オンライン授業や面談でのやりとりもスムーズ。

電源を気にせず使えるType-C「60Wの急速充電機能」


 給電機能が搭載されているので、充電を気にせず作業ができる。USB Type-C接続に対応しているため、家族がそれぞれ自分のパソコンやタブレット、スマホをつないで、充電しながら使うことができるので、リビングに置く一台としてぴったり。

Type-C接続で60Wの急速充電が可能

時間がたったら切れるケアモード


 モニターの利用時間を制限できるケアモード機能は、設定した一定の時間を過ぎると画面がオフになり、目を休める目安にも。またEye-careUソフトウェアをダウンロードすると、モニターの利用時間を教えてくれるアラート機能が利用でき、時間が区切られることによって、子供の頭や気持ちが切り替わるといったメリハリのある学習にもつながる。

長時間見続けないよう時間がたったらOFF

机の上に物を増やさない、モニター掛け式ライト


 モニター掛け式ライト「WiT ScreenBar Plus」は、モニターに掛けるだけなので、余計な物を机の上に置かなくて済む上に、手元まで照らしてくれて作業しやすい。好みの明るさと色に手元で調整できるのも便利。

 「子供たちがデジタルツールを毎日使うことには、メリットもデメリットもある」としたうえで、探究学習や日ごろの学びを深めるために大いに活用するべき。子供の学びに制限をかけないためにも、視力の低下や姿勢の悪化等のマイナス要素を排除するのは親の役目」と辻先生。新学期を迎え、お子さまの学習環境を見直すこのタイミングで、目の健康に配慮された高品質・多機能のアイケアモニターをご家庭に取り入れてみてはいかがだろうか。

27インチ Full HD スタイリッシュアイケアモニター GW2785TC
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23.8インチ Full HD スタイリッシュアイケアモニター GW2485TC
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e-Reading Lampモニター掛け式ライト WiT ScreenBar Plus
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《吉野清美》

吉野清美

吉野清美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、子育てとの両立を目指しフリーに。リセマムほかペット雑誌、不動産会報誌など幅広いジャンルで執筆中。受験や育児を通じて得る経験を記事に還元している。

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