18歳成人…高3生「実感ない」8割、やりたい1位は「選挙」

　「成人することに関心がある」「成人する実感がない」という現役高校3年生の回答がどちらも約8割にのぼることが2022年4月28日、スタディプラスの調査結果から明らかになった。成人したらやりたいことの1位は「選挙に行って投票」だった。

生活・健康高校生

2022.5.9 Mon 12:15

　「成人することに関心がある」「成人する実感がない」という現役高校3年生の回答がどちらも約8割にのぼることが2022年4月28日、スタディプラスの調査結果から明らかになった。成人したらやりたいことの1位は「選挙に行って投票」だった。

　「成人年齢引き下げ」に関する調査は2022年4月6日～7日、スタディプラスが学習管理アプリ「Studyplus」上で実施。現役高校3年生1,379人から回答を得た。

　「成人することに関心がある」という回答は81.3％、「成人する実感がない」という回答も79.8％と、いずれも約8割を占めた。成人したらやりたいこと1位は「選挙に行って投票」59％。約6割の人がその意向を示した。2位は「クレジットカードを持ちたい」34.1%、3位は「部屋を借りて1人暮らし」30.3%、4位は「10年有効のパスポートを取る」24.4%、5位は「国家資格を取る」23.1%と続いた。

　「消費者トラブルに関するリスクを知っているか」という質問に対しては、約9割の人が「知っている」と回答した。しかし「消費者トラブルにあった際の対策方法を知っているか」という質問には、約4割の人が「知らない」と回答した。他にも消費者トラブルを学校で教わる機会があったと答える人は8割を超える一方、家庭で教わる機会があったと答えた人は3割程度にとどまった。

　「成人=大人になるとはどういうことだと思うか」という質問に対しては、「自由にできることが増え、責任も重くなる」という回答や「自分の行動すべてに責任がともなう。『自立しなさい』っていう暗示みたいなものだと思っている」「自分の行動に責任が問われるということ。今までは子供が何しても責任は親にあったけど、これからは自分で責任を負わなくちゃいけないし考えなくてはいけない」といった「責任」という言葉を使った回答が6割を超えた。