白馬インターナショナルスクール9月開校…中1-2若干名募集

 大自然の中でサステナビリティ教育を実践する中高一貫ボーディングスクール「白馬インターナショナルスクール」が、2022年9月に開校する。代表理事・草本朋子氏、校長・クリス・バーム氏の共同リーダーシップで教育に変革をもたらす新たな学校組織がスタートする。

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白馬インターナショナルスクール
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 大自然の中でサステナビリティ教育を実践する中高一貫ボーディングスクール「白馬インターナショナルスクール(HIS)」が、2022年9月に長野県白馬村に開校する。代表理事・草本朋子氏、校長・クリス・バーム氏の共同リーダーシップで教育に変革をもたらす新たな学校組織がスタートする。

 HISは、プロジェクト型学習(Project Based Learning:PBL)、社会性と情動の学び(Social Emotional Learning:SEL)、アウトドア活動を柱に、サステナビリティ教育を推進する中高一貫のインターナショナルボーディングスクール(全寮制学校)。中学校は各種学校、高校は国際バカロレアの認可とインターナショナルスクールの国際認定組織CISの認定の申請を予定している。

 学校全体の定員は、中学校が各学年20名、高校が各学年40名で、全学年が揃う2026年には生徒数が180名となる。初年度となる2022年度の定員は中学1・2年生あわせて計30名。開校に向け、若干名の追加募集を行っているという。6・7月には10~15歳を対象としたサマーキャンプが開催され、9月1日に開校式が行われる。

 最初の4年間は持続可能性をテーマにしたPBLを通じて体験の中から学びを深め、最後の2年間は国際バカロレアの課程を通じて探究学習を深めるカリキュラムで、実社会でいつか使うことを前提に幅広い知識やスキルをまず学ぶという従来の教育とは真逆のアプローチにより、生徒たちは自分の実生活の延長線上で学問や教養の必要性を納得して学ぶことができる。白馬という自然豊かな地の利を生かしたアウトドア活動、システム思考、心へのアプローチである「社会性と情動の学習」を取り入れた新しい学校を目指す。

 初代校長には米国・ミレニアムスクールの創設者で初代校長のクリス・バーム氏が就任。代表理事である草本朋子氏と共同リーダーシップというユニークな体制で、新しい学校組織の運営にあたる。また、堀井学園で長年私学の経営に携わり、堀井学園傘下の横浜創英中高で校長補佐、法人管理職を歴任しながらさまざまな先進的教育手法を取り入れてきた堀井章子氏が理事として学校運営を支える。

 HISのカリキュラムや寮での共同生活、入学について等の詳細はWebサイトで確認できる。サマースクールの申込みもWebサイトで受け付けている。

《畑山望》

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