コロナワクチン、6か月~4歳を対象に国内初申請

 ファイザーとビオンテックは、6か月~4歳の小児に対する新型コロナワクチンの製造販売承認を日本の厚生労働省に2022年7月14日に申請した。日本国内では5歳未満を対象にした製造販売承認の申請は初となる。

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6ヵ月~4歳の小児に対する新型コロナワクチンの製造販売承認を申請
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 アメリカ製薬大手のファイザーとドイツのバイオ企業のビオンテックは2022年7月14日、6か月~4歳の小児に対する新型コロナワクチンの製造販売承認を日本の厚生労働省に申請した。日本国内では同ワクチンの小児接種の対象は5~11歳となっており、5歳未満を対象にした申請は初となる。

 同ワクチンは、ビオンテック社が所有するmRNAワクチン技術に基づいて両社が共同開発しているもの。厚生労働省では2022年1月、5~11歳の子供に接種できるファイザー製の新型コロナウイルスワクチン「コミナティ筋注5~11歳用」(一般名「コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)」)についての特例承認を行っており、国内の5~11歳には、1回0.2mLを合計2回、通常3週間の間隔で筋肉内への接種が実施されている。

 現在、日本国内で承認済みの新型コロナワクチンの対象年齢は、ファイザー製が5歳以上、モデルナ製が12歳以上、アストラゼネカ製が原則40歳以上となっている。

 アメリカでは食品医薬品局(FDA)が6月17日に、ファイザー・ビオンテック製とモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについての緊急使用許可の対象年齢をそれぞれ生後6か月以上に引き下げることを発表しており、ファイザー・ビオンテック製のワクチンについては6か月以上5歳未満が、モデルナ製のワクチンについては6か月以上18歳未満の年齢層が初めて対象とされている。


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《増田有紀》

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