国立科学博物館「大学生のための科学技術史講座」受講者募集

 国立科学博物館は2022年10月から12月までの第2・第4金曜日、おもに大学生・大学院生・専門学校生対象に「Friday Night Science大学生のための科学技術史講座『日本の科学技術』」全6回をオンラインで開催、受講者を募集する。受講料1万2,600円。申込締切9月20日。

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Friday Night Science大学生のための科学技術史講座「日本の科学技術」
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 国立科学博物館は2022年10月から12月までの第2・第4金曜日、おもに大学生・大学院生・専門学校生対象に「Friday Night Science大学生のための科学技術史講座『日本の科学技術』」全6回をオンラインで開催、受講者を募集する。受講料1万2,600円。申込締切9月20日。

 国立科学博物館は、自然史および科学技術史研究に関する中核的な博物館であり、それらの研究成果を積極的に学習支援事業として発信している。科学技術史研究の成果の発信として2007年度より開始した「大学生のための科学技術史講座」は、わが国の産業、文化を支えてきた世界に冠たる日本の「科学・技術」にスポットをあてている。

 講座は全6回。第1回は10月14日、産業技術史資料情報センター長の前島正裕氏による講義を行う。「日本の科学技術・産業技術の概論」をテーマに、明治時代以降の日本の科学技術および産業技術の発達を概観しつつ、電力や家電等、身近な技術をいくつか取り上げ、発達のそれぞれの様相に焦点をあて概説する。

 第2回10月28日は 、理工学研究部科学技術史グループ研究主幹の久保田稔男氏が「日本の近代建築」をテーマに、上野公園にある建築を題材とした、日本の近代建築の歩みを概観する。第3回11月11日は、同グループ研究員の河野洋人氏が「科学語彙の変遷から見る日本と科学の出会い」をテーマに講義を行う。

 第4回11月25日は、同グループ研究員の馬場幸栄氏が「日本の科学技術を支えた女性計算係たち」をテーマに、近代日本において計算係として科学技術の発展に貢献した女性たちを紹介する。第5回12月9日は、産業技術史資料情報センター参事役の亀井修氏による「SDGsと科学技術」をテーマに産業技術史の視点からSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)について考え、近未来を含む現代の科学技術を概観する。

 第6回12月23日は、理工学研究部科学技術史グループ長の沓名貴彦氏が「博覧会からみる日本の近代化と科学技術」をテーマに、上野公園で開催された博覧会を中心に、博覧会から日本の近代化と科学技術について概観する。

 オンライン会議アプリZoomを使用予定。連続講座、1回単位での受講はできない。対象はおもに大学生・大学院生・専門学校生、一般の人も受講できる。受講料1万2,600円。国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生は6,300円で受講できる。募集は50名。申込みはWebサイト受講申込専用ページより9月20日正午まで受け付けている。受講申込者には、9月26日までに、受講の可否をメールで知らせる。応募者多数の場合には、「国立科学博物館大学パートナーシップ」入会校の学生を優先する。受講料の支払い方法等詳細は、受講決定通知と共に案内する。

◆令和4年度Friday Night Science大学生のための科学技術史講座「日本の科学技術」
期間:2022年10月14日、28日、11月11日、25日、12月9日、23日の各金曜日
時間:18:00~19:30
対象:おもに大学生・大学院生・専門学校生(一般の人も受講可)
募集定員:50名程度
受講料:1万2,600円(国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生は6,300円)
申込締切:2022年9月20日(火)12:00
申込方法:Webサイト受講申込専用ページから申し込む
※受講申込者には、9月26日(月)までに受講の可否をメールで知らせる
※応募者多数の場合には、「国立科学博物館大学パートナーシップ」入会校の学生を優先
※受講料の支払い方法等詳細は、受講決定通知と共に案内する


《大田芳恵》

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